【宜野湾市長選】悪質な誹謗中傷ビラも…「基地反対の街」熾烈な選挙戦が繰り広げられる宜野湾市内レポート&期日前投票の出口取材! 2016.1.19

記事公開日:2016.1.19地域: テキスト 動画
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(佐々木隼也)

 普天間基地問題をめぐり、辺野古を含めた新基地反対を掲げる「オール沖縄」と、辺野古移設工事を強行に薦める安倍政権との、「代理戦争」の様相を呈している宜野湾市長選挙。2015年1月24日の投開票に向け、両陣営は熾烈なデッドヒートを繰り広げている。IWJは、選挙戦まっただ中の宜野湾の街を取材した。

 投開票日を5日後に控えた1月19日、宜野湾市役所で期日前投票を終えた市民に、話を聞いた。取材に応えた市民のほとんどは、辺野古新基地反対を訴える「オール沖縄」候補・志村恵一郎氏に投票していた。しかし、NHKや地元紙の出口調査を拒否し、足早に去って行く市民に話を聞くと、安倍政権の支援を受ける現職・佐喜真淳(さきまあつし)候補に投票した人が多かった。出口調査結果では、すう勢は予測できない状況だ。

■ハイライト

  • 収録日時 2016年1月19日(火)
  • 配信日時 2016年1月20日(水) 18:00~
  • 場所 宜野湾市役所前(沖縄県宜野湾市)

「辺野古新基地は反対」「国には勝てない」期日前投票の出口調査で浮かび上がる市民の複雑な心情

 志村候補に投票したという27歳の男性は、決め手は普天間基地の危険性除去だと語った。佐喜真候補も危険性除去を訴えているが、男性は、「建白書を撤回(※)したり、途中でやり方を変えている方なので、どうかな、という思い」と話し、佐喜真氏への不信感をあらわにした。

(※)2013年1月、沖縄県内の多くの首長が賛同するかたちで、「すべてのオスプレイの配備撤回」「米軍普天間基地を閉鎖・撤去し、県内移設を断念すること」を求める建白書が安倍総理宛に提出された。しかし、建白書に名を連ねれた佐喜真市長(当時)は、一転して、2014年12月仲井眞知事(当時)が辺野古の埋立て工事を承認したことを支持。事実上、建白書を撤回した。

 佐喜真候補に投票したという高齢男性は、その理由について、夜中に普天間基地の騒音・爆音に悩まされていることを訴え、「辺野古へ早く移設して欲しい」と話した。そのうえで、「国政でも国外は無理だと言っているので、県外でも無理でしょう。しかも沖縄予算ももう組まれている。ガタガタ言ったら予算削られてしまうよ。国には勝てない」と、強行に辺野古移設を進める安倍政権へのあきらめを口にした。

 志村候補に投票した作業服姿の中年男性は、「決め手は(志村氏が)翁長知事と一緒に活動できるから。普天間基地はなくなった方が良いが、辺野古に基地は反対」と力強く話した。

 沖縄タイムスの最新の世論調査では、普天間基地の望ましい移設先として、「国外」が43%、「県外」が29%、「辺野古」が18%と、「県外移設」を望む宜野湾市民が7割を占める。しかし、地元の建設業界や公明党の支持母体である創価学会員の支持を固める自民党が、佐喜真候補を強力に後押ししている。

「幸福の科学」が翁長知事に対する悪質なネガティブキャンペーンを実施!?

 宜野湾市内には、主に志村候補や翁長知事を誹謗中傷するポスターが、いたるところに貼られている。宜野湾市役所周辺には、翁長知事の人格を中傷する悪質なものもあった。地元の人や地元紙記者に話を聞くと、こうしたポスターは新興宗教団体「幸福の科学」が貼っており、本来は安倍政権の姿勢を応援する右翼関係者からも、「あれはやり過ぎだ」と批判の声があがっているという。

「開票センターは記者クラブ限定」市民への情報公開に消極的な佐喜真陣営

 勝手連や市民団体など市民側と選対が一緒になって、選挙運動を行っている志村陣営に比べ、佐喜真陣営は、投開票日の取材を記者クラブに限定するなど、市民への情報公開については消極的な姿勢を見せる。辺野古移設への態度も鮮明にしないなど、市民への説明姿勢も不十分だとの指摘も多い。IWJは、佐喜真候補の真意を聞くべく、精力的にアプローチしていくつもりだ。

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