2015/06/14 鳥越俊太郎「戦後、安倍政権ほど酷い政権はなかった。こんな独裁政権は初めてだ」――祖父・岸信介の仇討ちに出た安倍総理を“返り討ち”に! 2万5000人が国会を大包囲!!

記事公開日:2015.6.14
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 憲法違反だという指摘のある安保法案、いわゆる「戦争法案」が国会に上程され、連日、与野党の攻防が続いている。6月14日(日)、戦争法案の廃案を求める市民ら2万5000人(主催者発表)が国会を包囲し、安倍政権に抗議の声をあげた。

 国会前でスピーチしたジャーナリストの鳥越俊太郎氏は、「安倍政権ほど酷い政権は今までなかった。こんな独裁政権は初めてだ」と批判。政治学者の山口二郎氏は、60年安保闘争の広がりによって当時の岸信介内閣は退陣に追い込まれたと振り返り、「55年前の先輩の思いを引き継いで、安倍晋三を返り討ちにしよう」と呼びかけた。


2万5000人のコール「戦争反対」「9条守れ」「憲法破壊、絶対反対」

 国会周辺は開始の30分以上前からすでに人が溢れかえっていた。14時に抗議活動が始まると、多くの参加者が「戦争反対」「9条守れ」「憲法破壊、絶対反対」などとシュプレヒコールを上げた。

▲国会前を埋め尽くし、シュプレヒコールをあげる参加者
▲プラカード「9条壊すな」「戦争させない」
▲コーラーを務めた「許すな憲法改悪市民連絡会」の菱山奈帆子さん
▲安倍総理の顔にバツ印をつけたプラカード
▲「母子を乗せた米艦を防護する」という安倍総理への皮肉が込められている
▲民主・長妻昭氏、辻元清美氏、共産・志位和夫氏、社民党・吉田忠智氏、福島瑞穂氏などの野党勢も駆けつけた

「侵略」の定義さえはぐらかす総理が自衛隊の「最高指揮官」だという現実

 国会前でスピーチした民主党代表代行・長妻昭氏は、「憲法の範囲を超えて政治家は法律を制定してはいけないのは、子どもでもわかることだ」と安倍政権を批判した。

 さらに長妻氏は「自衛隊の最高指揮官は安倍総理。日本が間違った戦争をするかしないかは、最高指揮官がくだす防衛出動命令によって決まる。70年前の戦争の反省や教訓を正しく胸に刻んでいるか否かで間違った戦争をするかしないかが決まる」と指摘。「侵略の定義は決まっていない」と述べるなど、歴史認識に問題のある安倍総理を牽制した。

 続いて登壇した共産党委員長の志位和夫氏は、日本の集団的自衛権の行使について「無法な戦争への参戦」への懸念を示し、次のように話した。

 「安倍首相は、『違法な戦争を支援することはない』と答弁した。米国は数限りない無法な戦争をしてきたが、ただの一度も米国の戦争に『No』と言えなかったのが日本ではないか。こんな政権に、集団的自衛権を与えることがどれほど恐ろしいことか、どんなに危険か。米国に言われるまま、無法な戦争に参加することになる。日本を無法国家の仲間入りさせるわけにはいかない」

 社民党党首の吉田忠智氏は、「220人以上の憲法学者が、戦争法案は9条違反であると言った。菅が合憲と名前をあげた憲法学者はわずか3人。憲法違反の戦争法案の廃案を強く求めていきたい」と訴えた。

鳥越氏「安倍政権ほど酷い政権は今までなかった。こんな独裁政権は初めて」

 映画監督の宮崎駿氏とともに「辺野古基金」の共同代表も務めているジャーナリスト・鳥越俊太郎氏は、「私は昭和15年生まれ。戦後の歴史はすべて見てきたが、安倍政権ほど酷い政権は今までなかった。こんな独裁政権は初めてだ」と強く非難した。

 そのうえで、「私は、ワイマール憲法下でナチス・ヒトラーをつくりだしたドイツの歴史を日本に置き換えてみているが、安倍政権が今やろうとしているのは、あのアドルフ・ヒトラーがやっていることと同じ。『安倍ドルフ政権』を、このまま放置していいわけがない。国民が立ち上がって、安倍ドルフ晋三が耳を塞いでも聞こえるような声で反対の声を上げるしかない」と呼びかけた。

山口「岸信介の敵討をしようとしている安倍晋三を返り討ちに」

 政治学者で立憲デモクラシー代表の山口二郎氏は、「日本がこれまで戦争に巻き込まれずに済んだのは、55年前にこの場所で、何十万人の市民が国会を包囲し、安倍晋三の祖父、岸信介を退陣に追い込んだからだ」と主張し、「もしあの時、岸の野望通りに憲法9条が改正され、自衛隊が軍隊になっていたら、日本は間違いなくベトナム戦争に兵を送っていた」と断じた。

 そのうえで「憲法を守る市民の力が、日本を戦争に巻き込まれないようにしてきた。これが歴史の事実である。この戦い、安倍晋三は岸信介の仇討ちをしようとして安保法制を進めようとしているが、我々は、55年前の先輩の思いを引き継いで、安倍晋三を返り討ちにしようではないか」と力強く呼びかけた。

(記事・写真:原佑介)

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  1. 最初に申し上げておきますが
    私は右でも左でもありません。
    私も戦争は反対です。
    だからといって安易に「戦争反対」「9条を守れ」
    とだけは唱えていられません。

    今まで平和だったから、平和で入られ続けられるのでしょうか。
    戦後70年、強国であるアメリカの傘下に置かれ、経済的発展を遂げ、運良く他国から侵略を受けなかったのではないでしょうか。
    違うのであれば、なぜ平和でいることが
    出来たのか、それを分析し、考え、今の時代でも
    それが通用するのかを練らなくてはなりません。
    9条があれば戦争にならないと思う人は
    現世の状況の中、今後どうやって日本を
    護っていけば良いとお考えでしょうか。
    アメリカが日本を守るために何か起きた場合でも
    助けに行く必要はないという残酷な考えでしょうか。

    私はきちんと軍備を持ち、でも他国を侵略しない
    自分達で自分の国を護れるようになりたいです。

    それに加え、アメリカの基地反対を唱えるのは
    むしろ日本を侵略してくださいという行為でしか
    ないと思っています。

    どこの党が言うことだから、賛成・反対ではなく
    さらに、反対だけを言うのではなく
    日本の今後をきちんと考え、これから何をすれば良いかを
    提示するべきかと思います。

  2. まず、現代史とか、国際社会の現実をできるだけ、学び知ることが大事ではないかと思う。
     米軍基地のおかげで、日本が守られてきたといいますが、21世紀の今、どこの国が他国を公然と侵略するのでしょうか。
    第Ⅰ次大戦後の不戦条約から国連憲章へ、戦争の国際的違法化の取り組みが発展した。戦後大国は集団的自衛権の名で、他国に介入、例えばソ連のアフガン侵攻も含め、特にベトナム戦争、イラク戦争など、戦後のアメリカはその名の下に先制攻撃し、多大の犠牲を払わせた。例えばイラクでもウラン弾の後遺症でとくに幼児が苦しんでいる。それらの基地になり、アメリカの侵略に加担したのが日本です。いまから50年以上前のキューバ危機で、誤った命令で沖縄の核ミサイルが発射寸前だったと今年初め報道された。世界史上、核戦争の愚かな人類自滅の寸前だった。
     戦後冷戦でアメリカ中心につくられた東南アジア機構SEATOを解体、東南アジアの国々が共同してアセアンをつくり、それらの多数の国で米軍基地地をすべてなくした。日本等それに参加していく動きもある。 今、国内では格差拡大、たとえばワーキングプアがどれだけでしょうか。生活保護基準かそれ以下の貧しさであえぐのは1000万人を超える。そして、フクシマ原発事故で健康被害が増え、10万以上の人々が故郷から引き離され、避難生活、必ず近く日本を襲うという巨大東南海地震、難題が山積している。軍事費増大で足元の福祉が後退してきている。もちろん、安保法制を急ぐ意見の人も多い。なら堂々と憲法改正を提案すべきです。右左ではなく、事実をネットで検索してほしい。冷静に歴史、現実を踏まえて議論したい。H,I

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