【岩上安身のツイ録】5月9日(土)「ロックの会~IWJ NIGHT」への誘い――中国の実像、TPP、辺野古新基地建設の3つのテーマを取り上げます! 2015.5.4

記事公開日:2015.5.5取材地: テキスト
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※5月4日の岩上安身の連投を再掲します。

 5月9日に行われる41回目のロックの会は、僕がコーディネートを担当しました。3つのテーマで、ゲストの方にお話をうかがいます。その1は、中国の実像について。良いところも悪いところも含めて隣の超大国の実像を知り、付き合い方を考えます。中国のことは中国人に聞かなくてはわからない。

 ゲストは宋文洲さん。日本に留学して北海道大学で工学博士号を取得。ソフトブレーンを創業。経営コンサルタントとしても、評論家としても活躍。先日、僕の単独インタビューに応じてくれました。ざっくばらんで、フレンドリー、いろいろな意味で「話せる」人です。

 テーマその2は、訪米した安倍総理が勝手に米議会の演説で妥結を約束してしまったTPP。日本が集団的自衛権でひたすら米国に取り入り、その代償として日本の市場を差し出すという最低の売国的公約をしてしまいました。まさに鴨ネギ。このTPP、問題点が多すぎて全部は語りきれない。

 そこで、今回はすべての日本人が例外なく影響を受ける公的保健医療の解体の危機についてスポットをあて、山田正彦元農水相と、北海道がんセンター名誉院長の西尾正道先生にお話をうかがいます。政府はごまかしていますが、TPPに入ることで、確実に公的保健医療の体制は崩れます。

 その時、何が起きるのか。馬鹿高い医療費を支払える一部の富裕層を除き、多くの人々が医療費の高騰に苦しむことになります。医療と保険がビジネスになってしまっている米国と同じ制度に改悪され、外資が参入してくるのです。米国では、ガンになった人の6割が高額な医療費を払いきれず破産。

 僕は3ヶ月前、突然の狭心症の発作により、救急車で搬送されましたが、米国では救急車を呼ぶと一回で10万円請求されます。その日、カテーテルを入れて造影剤を注入してのレントゲン撮影を行いました。一晩、ICUに泊まりましたが、これが米国ならば、何百万円請求されるかわかりません。

 病気のもとになる化学物質による食べ物の汚染は次々進んでいます。農薬はどれでも危険ですが、新世代のネオニコチノイドの危険性は飛び抜けて高い。浸透性があり、種子まで汚染するので、ネオニコの農薬をかけた野菜や果物は洗っても農薬が落ちません。中の中まで汚染されているからです。

 そしてモンサントが強力に押し進める遺伝子組み換え作物。フランスの動物実験で発ガンが確認されたものの、モンサントと一体化した米国政府の圧力により、EUの規制がいつまでもつかわかりません。これも、TPPに入れば、日本独自の規制を行うこともできなくなります。

 米国の工作でクーデターが引き起こされ、政権転覆されたウクライナでは遺伝子組み換え作物が認められ、それを突破口に、ヨーロッパ全土に遺伝子組み換え作物が拡大しようとしています。モンサントなどの米国のアグリビジネスは、肥沃なウクライナの土地を大規模に取得。

 これをランドグラビングと言いますが、なんと先住民(いわゆるインディアン)の土地だった新大陸に、欧州特に英国からの植民者がやって来て、先住民を騙し、殺し、追放して広大な土地を奪い取った行為も、ランドグラビングと称するのです。殺戮と収奪の歴史が繰り返されています。

 そうやって収奪した土地に危ない作物が植えられ、世界中に広まってゆく。病気となれば、ビジネス化した医療と製薬会社、そしてボッタクリの民間保険会社の出番です。健康被害が、ビジネスのタネにされるのです。

 遺伝子組み換え作物を認めないと、モンサントにノーを突きつけたロシアのプーチンは悪魔化される始末。日本におけるモンサントの代理人は住友化学。その代表取締役会長は米倉弘昌氏。米倉氏は経団連の前会長で現在名誉会長。日本の財界の頂点に君臨したこの人物がTPP推進の旗振り役。

 テーマその3は、沖縄の米軍基地建設強行問題。基地建設に反対する沖縄の人々の民意が力づくで潰されようとしています。この日本政府の強行姿勢の背景には、米国政府の存在があることはいうまでもありません。

 米議会で、これでもかと言わんばかりに米国に媚びてみせ、日米同盟の結束を誇って見せた、実に属国のリーダー然とした安倍総理には、沖縄の民意を気にかける様子が微塵もみられません。それでも、沖縄は諦めない。

 尖閣を巡って緊張が高まることが基地建設の必要性に数えられるならと、翁長知事自ら中国も台湾も訪問。さらに米国にも乗り込み、沖縄の立場を訴えて米国内で理解と賛同を得る姿勢を示しています。そのさきがけとして米国を訪問した玉城デニー議員を招いて、ホットな話をうかがいます。

 全てに共通するテーマは日米中の関係、そして戦争というテーマです。この機会にもうお一方、ゲストをお招きします。「明日、戦争が始まる」という詩をネット上で発表し、大きな反響を呼んだ詩人の宮尾節子さん。宮尾さんに、あの詩を朗読していただこうと思います。

 外国からやってきたベンチャービジネスの雄も、農水大臣まで務めた元政治家にして弁護士も、内部被曝を利用してガンと闘ってきた医師も、右から左まで党派を超えてオール沖縄を実現した政治家も、さらに詩人も、情報を持ち寄り知恵を出しあい、一緒に言葉を紡ぎます。

 ぜひ、41回目を数えるロックの会にお越しください。日本は崖っぷちに確かに立たされています。だからこそ、あらゆる垣根を取り払って、語り合う機会が必要なのだと思います。

■宮尾さんのプロフィール■
宮尾節子
高知県出身。飯能市在住。1993年現代詩ラ・メール賞受賞。2014年初頭ツイッターに「明日戦争がはじまる」を公開。数万件のリツイートが繰り返され、各種メディアで話題になる。
既刊詩集に「くじらの日」「かぐや姫の開封」「妖精戦争」「ドストエフスキーの青空」「恋文病」「明日戦争がはじまる」(オンデマンド版)「宮尾節子アンソロジー 明日戦争がはじまる」「牛乳岳」(電子書籍)など。

■伴奏してくださる田中一夫さんのプロフィール■
田中一夫
1988年よりトルコの民族音楽演奏グループ「ASYA(アッシア)」を主宰しトルコの民謡を中心とした演奏を行う。詩人,舞踏家,彫刻家,画家等いろいろなジャンルのアーティストとのコラボレーションを展開。
2001年「ROSSA(ロッサ)」を結成しライブハウス等で演奏活動を行っている。*今回使用する楽器「ラバーブ」はアフガニスタンの民族楽器で25年前にパキスタンのペシャワールで入手。当時はアフガニスタンには入国できず数百万人規模でアフガニスタンからパキスタンへの難民が入国されており、戦禍を逃れた楽器であった。多くの共鳴弦が張ってあり大変深みのある音色を持つ楽器である。

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ロックの会・IWJ NIGHT告知再配信シリーズ

ロックの会・IWJ NIGHT告知再配信シリーズ1・Ch1
AIIBへの参加 「好きかどうか」ではなく「ニーズがあるかどうか」で判断を~岩上安身による経済評論家・宋文洲氏インタビュー 2015.4.21
 配信日時 2015年5月5日(火)20:00~

ロックの会・IWJ NIGHT告知再配信シリーズ2・Ch1
(再掲)「内部被曝の影響は、これから出てくる」 放射線治療の第一人者が語る、被曝問題の隠された真実 ~岩上安身による西尾正道氏インタビュー 第一弾 2015.2.19
 配信日時 2015年5月6日(水)20:00~(予定)

ロックの会・IWJ NIGHT告知再配信シリーズ3・Ch1
万歳会長の突然の辞任劇は「TPP反対封じ」工作!?
万歳会長の突然の辞任劇は「TPP反対封じ」工作!? TPA法案提出、安倍総理の米議会演説の裏にある日米両政府の思惑を、山田正彦元農水相が岩上安身のインタビューで暴露! 2015.4.17
 配信日時 2015年5月7日(木)20:00~(予定)

ロックの会・IWJ NIGHT告知再配信シリーズ4・Ch1
【沖縄名護市長選】米国の軍事戦略上「必要ない」辺野古基地を推進する日本政府の狙いとは? 〜岩上安身による玉城デニー衆院議員インタビュー 2014.1.12
[配信日時] 2015年5月8日(金)18:00~(予定)

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