「できれば一生出てきてほしくない」 PC遠隔操作事件被害者の一人、片山被告の長期間の服役を希望 2014.7.9

記事公開日:2014.7.14取材地: テキスト動画
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(IWJ・須原拓磨)

 「できれば一生出てきてほしくないが、30年は(服役して欲しい)」――。

 7月9日に行われたPC遠隔操作事件の第12回公判後、霞ヶ関の司法記者クラブで会見が行われ、佐藤博史弁護士は、パソコン遠隔操作の「踏み台」とされた被害者の一人であるAさんが、法廷でこのように語ったことを明らかにした。

 また、同事件において、横浜市のホームページに横浜市内の小学校への襲撃予告が書き込まれた「横浜CSRF事件」の被害校・校長も入廷。「二度とこういうことが起こらないよう、(片山祐輔被告を)厳罰に処して欲しい」と訴えたという。

 佐藤弁護士は、「公判では残りの時間で、片山被告の前科についてや、事件を起こすまでの経緯について話された」と、会見で報告した。

■ハイライト

  • 日時 2014年7月9日(火) 17:00~
  • 場所 司法記者クラブ(東京都千代田区)

片山被告の精神鑑定について

 弁護側は、すでに片山被告の精神鑑定を請求しており、鑑定人の候補者の名も具体的に挙げている。その鑑定人は、「今後3つの公判については、実際の鑑定に入る前に、片山被告本人の法廷での供述を直接聞きたい」という希望を述べているという。 

 裁判所は精神鑑定について、後ろ向きの姿勢を示してはいないものの、いまだ正式には認めていない。しかし、次回の第13回公判で、弁護人席の横などに、鑑定人候補者用の席を設けるなどの便宜を図ることを裁判所が検討していると、佐藤弁護士は語った。

 以前より記者から質問が出ていた、片山被告のウイルス作成罪での追起訴について、佐藤弁護士は、「この日の公判で、検察側からウイルス作成罪などの追起訴はしないと明言された」ことを明らかにしている。

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