【第116-118号】岩上安身のIWJ特報!「接近する米中と”鉄砲玉”にされる日本~特定秘密保護法の強行採決と防空識別圏騒動から、『原発×戦争』リスクまで」 2013.12.20

記事公開日:2013.12.20 テキスト独自
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(岩上安身/翻訳:菊池魁人・佐野円)

特定秘密保護法と防空識別圏騒動の裏で進む日本と米国の「戦争準備」の実態を徹底解説!

 12月6日午後11時23分、”稀代の悪法”特定秘密保護法案が参議院本会議で可決されました。

 「採決撤回!」「独裁やめろ!」――

 法案可決の一報が入った後も、国会周辺を取り囲んだ多くの市民からは、怒りのシュプレヒコールが上がり続けました。

記事目次

  • ”微妙”なタイミングで起こった「防空識別圏」騒動
  • 戦略爆撃機B-52という「核の拳」
  • 「台頭する中国の脅威」対「不朽の日米同盟」という物語
  • 中国の軍事力は本当に「脅威」か?
  • 「遼寧」は実は「張り子の虎」だった!
  • 日本の海上自衛隊は「外征型」
  • 反中感情が高揚したきっかけを作ったのは、石原慎太郎前東京都知事
  • 「クリングナー論文」が描くシナリオ
  • 尖閣諸島の「領有権」争い、米国の立場は「中立」
  • 尖閣諸島の「領有権」は日本に返還されていない!
  • 「黄尾嶼射爆場」「赤尾嶼射爆場」の起源
  • 久場島と大正島に台湾が打ち込んだ「楔(くさび)」
  • 裏でしっかりと手を握る「ヘリテージ財団」と中国
  • 再接近する米中
  • 「防空識別圏」騒動、日本ははしごを外された
  • 米国のために中国と戦争をさせられる日本
  • 「靖国はノー」という米国のメッセージ
  • 「統合エア・シーバトル構想」とは何か
  • 決定的に欠けているのは「原発×戦争」リスク
  • 着々と現実化する戦争準備

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 二転三転した森雅子担当大臣の答弁、これまでの国会の慣例を無視した地方公聴会の突然の開催、深夜になって立て続けに行われた民主党委員長の解任決議、そして、委員会での審議打ち切りと強行採決。特定秘密保護法案をめぐる与党の国会運営は、あまりにも横暴かつ強引なものでした。

 政府・与党は、なぜこれほどまでに強引な手法を取り、特定秘密保護法の成立を急いだのでしょうか。ひとつの説明は、日中間の緊張が高まっているから、というものです。

 特定秘密保護法は、単なる治安強化、国民への監視強化を目指した法案ではありません。日本を戦時体制に改造するための法律であり、その背景をなすのは、「台頭する中国の脅威」論であり、「不朽の日米同盟」が、固く手を携えあって、これを迎え撃つ、という物語です。

 その同盟強化のために、秘密は保持されなくてはならない、だから秘密保護法は必要なのだ、という理屈になっているわけです。従って、「中国の脅威」を実感させる出来事が起これば、法案成立の追い風になりうる。

 そんな「出来事」が、実際に起こりました。

(…サポート会員ページにつづく)

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