月別: 2011年5月
「原子力に携わってきた人間として、私にも責任がある」最悪の事態を迎える福島原発事故 小出助教「シニア決死隊」への参加を明らかに ~岩上安身によるインタビュー 第123回 ゲスト 小出裕章氏(京大原子炉実験所助教 ※収録当時)後編 2011.5.10
2011年5月10日、京都大学原子炉実験所助教、小出裕章氏に対してインタビューを行った。2011年4月1日、2011年4月10日に引き続いて3回目であるが、事故後、氏が推定していた事故の様相が次々と事実として確認されてきた。
放射能をまき散らし続け、絶望的な状態にある原子炉を封じ込めるために検討されているさまざまな方法論について、課題は何かを岩上安身が訊ねた。
保安院会見ブリーフィング 19:00 2011.5.5
2011/05/05(木)19時00分ごろから、経済産業省別館にて、原子力安全・保安院の記者会見が行われた。
東京電力 統合記者会見 16:30 2011.5.9
2011年05月09日(月)、東京電力本社で、政府・東京電力事故対策統合本部 合同記者会見(16:30~、3:00′)が行われた。
3,4号プールへの注水、今回から防食剤としてヒドラジンを注入していると発表。
二重扉開放前のSPEEDIデータは、委員会の報告資料付けてある保安院の原子炉建屋内の放射性物質濃度の低減に関わる資料に入っており、14時に公表された。岡田幹事長が5月8日に重装備で20km圏を視察したが、細野大臣は「知らないので念のためだと思うが知りません」とコメントした。
東京電力 記者会見 11:00 2011.5.9
2011年05月09日(月)、東京電力本社で、記者会見(11:00~、0:52′)が行われた。
1号機の建屋内環境の改善具合の状態確認などのため、早朝に作業者が入域した。作業中モニタリングポストでも異常なし。作業者の被曝線量は2.8~10.7mSvと発表。
1号機2階は震災後、初めて入り、階段上がってスグ付近をサーベイしたところ、空間線量は40~100mSv/hだった。大物搬入付近では280mSv/hあり、今後の現場作業にあたり、遮蔽や瓦礫撤去が必要である。
東京電力 記者ブリーフィング 05:00 2011.5.9
2011年05月09日(月)、東京電力本社で、記者ブリーフィング(05:00)が行われた。
本日未明1号機原子炉建屋内の線量測定のための作業について報告。1号機のモニタリングでは二重扉の開扉前後の変動はなかった。この時点で風向きは南南西。アララベンチBを起動して原子炉建屋内のサンプリングを行い、04:18に作業員が建屋内に立入った。その後、先程の04:47に退出した。建屋内の状況は詳細は不明だが今後まとめて発表する予定。
※映像記録はありません
東京電力 統合記者会見 16:30 2011.5.8
2011年05月07日(日)、東京電力本社で、政府・東京電力事故対策統合本部 合同記者会見(16:30~、3:25′)が行われた。
細野大臣は、安全委員から30km以上の海域については差しさわりがないとの助言があり、明日以降は魚を採って検査をすることができるようになった。この作業を急ぎ、漁業を始められるようにしたいと述べた。また、慎重に検討を進めてきた結果、環境には影響がないという判断を行い、午後8時以降に1号機の二重扉の開放を行うことを発表した。周辺自治体と関係諸外国へは予め報告済み。
東京電力 記者会見 11:00 2011.5.8
2011年05月08日(日)、東京電力本社で、記者会見(11:00~、1:24′)が行われた。
4号機燃料プールの映像を公開。昨日のサンプリング時に撮影した動画を公開した。制御棒、使用済み燃料の集合体のラックが見える。ガラ、作業架台落ちているが燃料集合体そのものは比較的健全だろうと考えている。
東京電力 記者会見 18:00 2011.5.7
2011年05月07日(土)、東京電力本社で、記者会見(18:00~、0:56′)が行われた。
福島第二原発については運転再開するとか廃炉にするとか決めた事実はない。緊急の指示が出ているので電源車や消防車の確保を行っている。
中部電力浜岡原発が停止要請うけたが、需給関係への影響はまだ正式に検討していないが、現在の需給計画では周波数変換所経由で100万kW程度の融通受けており、引き続き西の電力会社と相談する。
東京電力 記者会見 11:00 2011.5.7
2011年05月07日(土)、東京電力本社で、記者会見(11:00~、0:45′)が行われた。
上昇傾向にあった3号機圧力容器温度は現在頭打ちになったが、引き続き監視を行っていく。炉心スプレイ系からの注水がうまくいかないようなので、給水ラインからの注水に切り替える予定。
1号機のダストサンプルの線量が低下しているが、局所誹風機による効果と想定、作業員が中に入るまで検査を続ける予定。
「作業員への物理的支援だけではなく、心の支援が大事」 ~岩上安身によるインタビュー 第122回 ゲスト 福島原発暴発阻止行動プロジェクト(シニア決死隊)発起人、山田恭暉氏と賛同人 2011.5.6
2014年6月17日、午後10時33分、福島原発暴発阻止行動プロジェクト(シニア決死隊)発起人で、福島原発行動隊・前理事長の山田恭暉氏が食道がんのためご逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。
2011年5月6日岩上安身が、福島原発暴発阻止行動プロジェクトの発起人である山田恭暉(やすてる)氏の自宅に伺い、インタビューを行った。
東京電力 統合記者会見 16:00 2011.5.6
2011年05月06日(金)、東京電力本社で、政府・東京電力事故対策統合本部 合同記者会見(16:00~、3:20′)が行われた。
急な変更で16時に前倒しして開始した。
米国エネルギー省と共同した航空機モニタリングの結果を公表した。空間線量、地上1mに換算した値。更に、福島県の積算線量計のデータマップも公表。両者とも、データ傾向としては、北西方向が高いということで一致していると見解を述べた。
また、海域モニタリングと共に、水産物モニタリングを拡大する。保安院、安全委、海上保安庁、水産庁、政府、東電の6者で、測定点は総計105カ所に広域化すると発表した。
東京電力 記者会見 11:00 2011.5.6
2011年05月06日(金)、東京電力本社で、記者会見(11:00~、0:36′)が行われた。
3号機は温度の上昇が引き続き見られるので、流量の増加を検討している。
1号機の格納容器の水棺の作業と、健全性評価結果から考えられる支柱の補強は、別のものと考えており、まずは、水棺の作業を進める。強度については、基準地震動や少し上回るものであれば大丈夫だと思っている。
岩上安身によるインタビュー 第121回 ゲスト 福島みずほ社民党党首 2011.5.6
2011年5月6日、福島みずほ社民党党首にインタビューを行った。冒頭、1~20msv/年被曝しても差し支えないとする基準を文科省が進めてきた背景について説明した。また、招集手続きも議事録もなく、非公式な議論で進められたことを問題視。放射線の感受性は子どもの方が強く、放射線の測定も地上50センチで実施するのはおかしいと指摘。1~20msv/年という基準は決して安全であるというものとして示されたものではないと強調した。
同時に、浜岡原発で、作業員が8年間で50.6msv被曝し、白血病で亡くなっている事例に触れ、20msv/年が如何に高い値であるかを危惧し、子どもは2カ月避難して、その間に除染を行うべきだとした。最後に、30年以内にマグニチュード8程度の東海地震が発生する確率は87%であるから、津波対策もできず、安全宣言も出せない浜岡原発については、経済産業大臣は使用停止命令もできると語った。
岩上安身によるインタビュー 第120回 ゲスト 空本誠喜民主党議員 2011.5.6
2011年5月6日、岩上安身が、民主党 空本誠喜(そらもと・せいき)衆議院議員のインタビューを行った。空本議員は、20ミリシーベルト問題で辞任した小佐古内閣官房参与の教え子であり、代理人を自認する。サポーター有志による、文字起こしとリサーチを、サポート会員ページのみ公開している。
東京電力 記者会見 18:00 2011.5.5
2011年05月05日(木)、東京電力本社で、記者会見(18:00~、1:50′)が行われた。
清水社長が要望書を提出、内容は『多数の被災者の方の補償手続きを公正・円滑に行うために、算定基準・エビデンスの指針が必要。1人も泣き寝入りすることなくするためには国の援助が必要』「公平公正に補償させていただきたい」 と発表した。要望書そのものは公開しない考え。
協力企業作業員1名が脚立から転落し負傷、Jビレッジから福島労災病院へ救急車で運ばれ、上腕骨頸部骨折と診断され一日入院した。
東京電力 記者会見 11:00 2011.5.5
2011年05月05日(木)、東京電力本社で、記者会見(11:00~、1:00′)が行われた。
1号機建屋内環境改善のためのダクト設置の前作業として、東電社員2名が11:32に原子炉建屋内に入った。設置工事のために二重扉が開放になるのは、5月8日の予定と発表した。業時間は10分、被曝線量は3ミリ程度と考えている。
子どもたちの未来のために歩こう ~「世田谷エネルギーシフト55パレード」 2011.5.5
※動画のご視聴は会員限定となります。
2011年5月5日(木)に行われた、子どもたちの未来のために歩こう ~「世田谷エネルギーシフト55パレード」の模様。
東京電力 統合記者会見 16:30 2011.5.4
2011年05月04日(水)、東京電力本社で、政府・東京電力事故対策統合本部 合同記者会見(16:30~、2:57′)が行われた。
作業者の生活環境改善について説明。発災当初の食事は保存食やクラッカーが主体だったが、レトルト、ソーセージや野菜ジュースへ変わっており、5月上旬からは弁当を提供する。また、福島第二の体育館で畳敷き寝袋など雑魚寝状態だったが、2段ベッドを導入、シャワーも設置し5月中旬から使えるようにする。産業医も常駐して健康診断が容易になる。