2013年7月4日(木)午前11時、東京都豊島区のとげぬき地蔵商店街前で、大河原まさこ候補は参院選の第一声を上げた。東京選挙区で候補者を一本化する民主党の方針で、現職でありながら公認を取り消され、無所属で出馬した大河原氏は、「自分の政策を続けたい」と支持を訴えた。
(IWJテキストスタッフ・柴崎/奥松)
2013年7月4日(木)午前11時、東京都豊島区のとげぬき地蔵商店街前で、大河原まさこ候補は参院選の第一声を上げた。東京選挙区で候補者を一本化する民主党の方針で、現職でありながら公認を取り消され、無所属で出馬した大河原氏は、「自分の政策を続けたい」と支持を訴えた。
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手話通訳が演説を伝える中、冒頭、前衆議院議員の阿久津幸彦氏が「大河原まさこは、公示のわずか2日前に民主党公認を外された。何も悪いことはしていない。生活者の視点で、政治を変えたいだけである。今日は、生活者ネットをはじめ、多くの人が応援に駆けつけてくれた」と謝辞を述べた。
次に、前衆議院議員の石毛えい子氏(民主党)が「安倍政権は、社会保障について何も言わないが、確実に年金を下げる」と述べ、前豊島区議の水谷いずみ氏(生活者ネット)は「生活者ネットは、民主党に大河原さんを送って6年経ったが、このような不透明な公認外しがあるとは思わなかった」と民主党を批判した。前豊島区議の和賀井哲代氏(民主党)は「投票日にどんでん返しを」と、大河原氏への支援を呼びかけた。
大河原氏は「6年前、東京で108万票を超えるご支持をいただいた。政治の使いようは、自分たちの暮らしを守り、安定させることにある。3期10年都議会議員として、そして参議院議員として、人権、平和、環境、福祉などを大切に、これまでやってきた。民主党の公認は外されたが、今までの自分の政策を、さらに進めていきたい。人への投資がないグローバル化では、痛んだ国を助けられない」と抱負を語った。
安倍政権について、大河原氏は「経済政策に格差是正が含まれていない。今、国民の貧困問題が深刻化している。また、自民党は衆院選では脱原発依存を謳っていたが、今回の参院選のマニフェストに、そういったことは書いていない」と批判した。そして、「原発ゼロ、憲法改正反対、TPP反対、グリーンエネルギー革命、地域にあった仕事・産業を作る」と、自身の政策を訴えた。