2013年7月3日(水)18時30分より、青森県青森市のリンクスステーションホール青森で「鹿内ひろし市長と『なんでもトーク』」が行われた。
今年4月に再選を果たし、青森市長として2期目に入った鹿内博氏は、市民と意見交換を行なう「なんでもトーク」を定期的に開催している。この日は、市長選のマニフェストである、市議会議員の報酬削減などについて、市議会で否決された経緯を市民に報告した。
(IWJテキストスタッフ・荒瀬/奥松)
2013年7月3日(水)18時30分より、青森県青森市のリンクスステーションホール青森で「鹿内ひろし市長と『なんでもトーク』」が行われた。
今年4月に再選を果たし、青森市長として2期目に入った鹿内博氏は、市民と意見交換を行なう「なんでもトーク」を定期的に開催している。この日は、市長選のマニフェストである、市議会議員の報酬削減などについて、市議会で否決された経緯を市民に報告した。
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鹿内氏は、6月の青森市議会定例会で、自身がマニフェストに掲げた「議員報酬の削減」と「一般職員の給与引き下げ」「市役所庁舎建て替え」が否決されたことについて、「4月14日の選挙で公約に掲げたことは、(再選によって)市民から信任を得た、と考えている。そのマニフェストを、具体的な対案や反対理由もなく、3つも否決されたことは、不信任を突きつけられるのと等しい」と述べた。その上で、9月に予定されている次期定例会か、12月の定例会に、議案として再提案する考えを示した。
さらに、「議員報酬をマイナス15%に削減することについては、何度も公の場(会議)で反対する機会があったはずだが、その時には、ほとんど反対意見が聞かれなかった。反対意見があるのであれば、本会議での否決という結果だけでなく、公の場で話し合う必要がある。話し合うことで、市民にも理解してもらえると考えている」と語った。
鹿内氏は「議員報酬の削減については、自分の独断で決めたことではない」と述べ、青森市特別職報酬等審議会の議決を経た結果であることを強調した。「特別職の職員の報酬は、平成15年に改訂されて以来、9年あまり据え置きにされてきた。審議会は『今後は、少なくとも2年ごとに検討することが望ましい』と結論づけている。平成25年には国家公務員の報酬も引き下げられており、地方財政も職員の給料を減らす前提で交付金が減少している」と、財政状況を説明。「収入が減っているのに、高い給料を維持していけば、市の貯金を減らすか、市民サービスを減らすことにつながる。これからも、理解を得るための情報を提供し、話し合いに努めていきたい」と話した。
参加した市民からは、「選挙で2期目が決まったということは、マニフェストは市民の信任を得ている。がんばってほしい」という声が聞かれた。
市長も市長なら議会も議会。何にも進まない。青森市は弘前市、八戸市に20年は遅れをとっている。アウガはどうした?追加支援して終わりか?