2011年4月6日(水)17:00より、衆議院第一議員会館にて、鳩山由紀夫前首相勉強会において、上杉隆氏による講演が開かれた。公益社団法人自由報道協会代表理事の上杉氏は、東日本大震災による福島第一原発事故を受けての報道の在り方、情報公開の在り方について、さまざまな問題点を提起した。
※動画のご視聴は会員限定となります。
2011年4月6日(水)17:00より、衆議院第一議員会館にて、鳩山由紀夫前首相勉強会において、上杉隆氏による講演が開かれた。公益社団法人自由報道協会代表理事の上杉氏は、東日本大震災による福島第一原発事故を受けての報道の在り方、情報公開の在り方について、さまざまな問題点を提起した。
※動画のご視聴は会員限定となります。
冒頭、上杉氏は、事故直後から、官邸会見や官房長官会見、東京電力などの会見に対し、公平な情報アクセス権を求めたその経緯、内実について語った。そのなかで、大手新聞・マスメディアに属する記者クラブ記者と、海外メディアやフリージャーナリストとの、官邸が発する情報のアクセス権について「政府がアクセス権を決めているので、海外メディアやフリーのジャーナリストたちは、官邸が発する情報にアクセスできなかった」として、政府対応を批判した。
また、東京電力の会見においては「日本の記者クラブの記者たちは、自分たちのスポンサーである東京電力に対し、何ひとつ質問をせず、言わば大本営発表のようになっている」と批判し、東京電力会見の内実を暴露した。さらに、政府や東京電力の電力供給力不足による「計画停電」の発表には「デマ」や「脅し」があるとして「火力で十分足りる」「日本国民全体が騙されている」と述べた。そのうえで「三多摩地域でお店がどんどん潰れている。国民の生活、庶民の生活を潰しておいて、なにが生活が第一だ」と憤りを隠さなかった。