シンポジウム巨大地震と原発 2011.4.23

記事公開日:2011.4.23取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・関根)

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 2011年4月23日(土)13時30分より、東京・お茶の水にある日本大学歯学部にて、緊急シンポジウム「巨大地震と原発 福島原発事故が意味するもの」が開催された。

  • 講演者
    立石雅昭氏(元新潟大学)、深尾正之氏(元静岡大学)、野口邦和氏(日本大学)、舘野淳氏(元中央大学)
  • 日時 2011年4月23日(土)
  • 場所 日本大学歯学部(東京都千代田区)
  • 主催 日本科学者会議 エネルギー・原子力問題研究委員会、核・エネルギー問題情報センター

 冒頭、主催者から「福島第一原発では、外部電源、内部電源が消失し冷却装置が動かず事故になった。現在、原子炉の冷却を続けなくてはならず、汚水処理の問題、損傷箇所の確認と復旧。その後も環境汚染、住民への保障問題などが山積している。事故は収束していない」とスピーチのあと、立石氏が「東北地方太平洋沖地震はどのような地震だったのか」について講演した。

 立石氏は「地震動の発震・伝播過程、環太平洋で60年間におこった巨大地震の例を挙げ、決して今回の地震は想定外とは言えない。それでも日本では原子力発電所は建設されていった。今回の震源地に関連しておこってきた地震の規模、構造、歴史的経緯、地域分布などの調査・分析やアウターライズ地震、日本の地震活動期の件などについて説明した。

 次に津波について話し、結論として、今回の原発事故は、最新の調査研究に安住し、過小評価した結果だ。そうやって国民の安心・安全神話が醸成されてきた。今回、大きな災害がおこったことで科学者、技術者たちは今後、いかに安心と安全確保のために、巨大な原子力グループに対峙していかなければならないか、ということも問われている」と話した。

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