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2011年6月16日、文京区区民センターで、シンポジウム「小沢一郎と日本の新しい政治」が行われた。主催は、「小沢一郎議員を支援する会」と「日本一新の会」で、参加者は約400人。シンポジウムには、評論家の副島隆彦氏、また、川内博史議員、森ゆうこ議員ら、小沢議員を支持する多くの国会議員が集まり、挨拶を行った。
(IWJテキストスタッフ・柴崎)
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2011年6月16日、文京区区民センターで、シンポジウム「小沢一郎と日本の新しい政治」が行われた。主催は、「小沢一郎議員を支援する会」と「日本一新の会」で、参加者は約400人。シンポジウムには、評論家の副島隆彦氏、また、川内博史議員、森ゆうこ議員ら、小沢議員を支持する多くの国会議員が集まり、挨拶を行った。
冒頭、支援する会世話人の三上治氏は「小沢一郎を支援する会は一新会とともに運動を拡大して行こうという際、311震災が起きた。今日は国会議員も含めて生の声を聞いて行動のための素材にする集会としたい」と会の目的を話した。
森ゆうこ参議院議員は、菅政権の原発対応のまずさを批判し、また「検察審査会の議決は違法であり、無効だと自分は確信しているが、誰にでもすぐわかるような証拠はまだ無い。決定的な証拠を探さなければならない」と検察審査会の議決の違法性を調査中であることを報告し、また菅政権の原発事故対応のまずさを批判した。
評論家の副島隆彦氏は「私は3ヵ月福島を見てきた。皆さんは行っていない。放射性物質の拡散は3月16、17日の時点で終わっている。再臨界はない。山下俊一氏が正しい。放射能が危険だというのは、世界支配権力の日本再占領の一環として、福島に汚染処理施設を作るためのプロパガンダだ」という自論を強調した。
川内博史衆議院議員は「菅総理の福島原発への視察が事故対応を遅らせ爆発を導いた。東電や政府の原発への対応は嘘ばかりである。電力は足りている。いま必要とされている力強いリーダーは小沢一郎さんしかいない」とアピールした。
評論家の植草一秀氏は「日本の政治を根底から変えるには、官僚とアメリカと大資本の支配を転換する必要がある。それが政権交代の課題であったが、小沢氏が党首になるとマスコミの攻撃が始まり、秘書が不当逮捕され、党首辞任により民主党が乗っ取られてしまい、公約が反故にされてしまった。これを正統の民主党に戻さなければならない」そして、辻恵衆議院議員は「小沢裁判は全くでっち上げの謀略裁判である。小沢一郎を倒すことでしか既得権益を守れない層との、余分なエネルギーを使う後向きの闘いだが、何が本当の敵なのかクリアになってきたのではないか」とそれぞれ全体の展望を述べた。
最後に日本一新の会平野貞夫代表は「いまのような民主党にこだわっていてはだめだ。国民の生活が第一というなら民主党という名前でなくてもいいではないか」と語った。
参加者は主宰者発表約400人。他に太田かずみ衆議院議員、相原しの衆議院議員が挨拶した。