2012年1月8日(火)18時45分から、東京都豊島区の鈴ん小屋で、「第2回『子供の脱被曝、早急の子供達の避難を働きかけるイベント』」が行われた。ミュージシャン、映画監督、ジャーナリストらによるライブとトークで、福島の原発事故で被曝をしている子供たちの避難と支援を呼びかけた。
(IWJテキストスタッフ・荒瀬/奥松)
2012年1月8日(火)18時45分から、東京都豊島区の鈴ん小屋で、「第2回『子供の脱被曝、早急の子供達の避難を働きかけるイベント』」が行われた。ミュージシャン、映画監督、ジャーナリストらによるライブとトークで、福島の原発事故で被曝をしている子供たちの避難と支援を呼びかけた。
■ハイライト
映画『おだやかな日常』の監督である内田信輝氏は、「原発事故の後、始めはテレビ報道を信じていた。1、2、3号機と次々と爆発して行くなかで、このまま政府の言うことを鵜呑みにしていいのかと、ネットで調べ始めた。そこでは間逆なことが言われており、ツイッターで論争も起こっている。東京にも放射能が『来ている』『来ていない』と言う論争の中で、自分の中の不安感を、どうしても映画の中で残して行かなければならないと思い、映画を作った」と語った。
沢田譲二氏は「食に関しても、気にしていない人は気にしない。子供たちにも食べさせてしまう。子供たちには選択権がない。子供は、給食で出されたら、そのまま受け取らないといけない。それは福島だけでなく、日本全国どこでも同じだと思う」と述べた。
鈴木博喜氏は「福島では、お母さんたちから『ただ子供を守りたいだけなのに、どうしてこんな想いをしなければならないのか』という声を山ほど聞いてきた。福島市の給食に、今年から福島産のお米を使うことが決まった。給食にも選択権がない。義務ではないのだから、お弁当も認めるべきである」と話した。
坂本朱氏は、『3月のうた』『小さな海』などを歌い、「正しいもの、いいものを聞いて、感じる目を持つことが大事」と話した。
「音楽や歌、映画など、声を上げて行くことは、ほんの小さな一歩だが、子供たちを守るために少しでも力になるなら、これからも続けて行きたい」と主催者の沢田氏は語った。