福島第一原発3号機の設計に携わった渡辺敦雄氏が老朽原発運転延長の危険性を訴える!~4.30原発反対八王子行動(スタンディング) 2021.4.30

記事公開日:2021.5.14取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(文・IWJ編集部)

※21.5.27 リードを追加しました。

 2021年4月30日(金)18時頃より、東京都、八王子のマルベリーブリッジで「原発反対八王子行動(スタンディング)」が行われた。ゲストとして参加した元東芝社員で渡辺敦雄氏が、福島第一原発は「最悪な事故が2度も起きてしまった」と語り、原発の技術的限界について語った。

 また、原則運転期間を40年としつつも1回だけ最長20年延長できる、いわゆる老朽化原発の運転延長問題について問われると、渡辺氏は、「専門的に見ると、とんでもないことなんです」と応じた。

 渡辺氏はさらに、以下のように語り、老朽化原発の運転延長が技術的に困難である理由を明らかにした。

「そもそも40年ていうのは何で決められたかというと、単に時間が経ったからではないんですね。

 実は原子炉の中では中性子がものすごい飛び交ってるんです。その中性子は当然ですね、原子炉反応を促進するだけではなくて、それを囲っている10数センチの鉄の板、これにぶつかって外に出てくるんです。金属が脆くなるということなんですね。

 (原発が)歳を取るっていうんじゃなくて、そもそもピストルで打たれ続けてるんです。一部でも穴が空くような、あるいはヒビが入るような自体になったら一瞬にして壊れる」

 このほか渡辺氏は、福島第一原発の汚染水放出問題にも言及。政府が安全だとしているトリチウムについて、内部被曝の危険性を訴えた。

■全編動画

  • 日時 2021年4月30日(金) 18:10~
  • 場所 マルベリーブリッジ(東京都八王子市)
  • 詳細

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です