2020年12月7日(月)午後1時から、東京都千代田区永田町の衆議院本館にて、第1回養鶏業者裏献金疑惑 野党合同ヒアリングが開催された。
ヒアリングには農林水産省と法務省の担当官らが出席し、鶏卵業者による吉川貴盛元農林水産大臣らへの裏献金疑惑、クルーズ船接待、鶏卵事業の基金制度などについて、野党議員からの質疑に応じた。
立憲民主・原口衆議院議員は「当時の農水大臣が『口利き』をして、そして、お金を受け取っていた。職務権限がある人間が、大臣室でお金を受け取っていたのではないか、という疑惑が出ている。そして、いくつかの証言が出ているわけだが、政治資金収支報告書にその記載はない。一体、何を承諾し、何をやったのか? 今日はそのファクトを時系列で、ひとつひとつ確認していくことで進めていきたい」と述べた上で、「もう、政治とカネの問題はウンザリです!」と、怒りをあらわにした。
原口氏はその後、次のように語った。
「これだけ腐敗をして、その人たちが多数をとっている政権とは一体何なのか? ついこの間も、国会でずっと嘘をついてきた前の総理の証人喚問、これを求めたところだが、『嘘とカネにまみれた政治』を一刻も早く終わらせるんだと申し上げて、冒頭の感謝の言葉としたい」
その後、野党議員による出席官僚への聴き取りが行なわれたが、出席担当官たちの答弁は「確認しないとわからない」というものばかりだった。
野党合同ヒアリングの一部始終は、全編動画にてご確認ください。