【岩上安身のツイ録】 岩上安身が菅総理のグループインタビューに傍聴参加! 2020.10.10

記事公開日:2020.10.10 テキスト
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(岩上安身)

 菅総理は、総理就任時にご挨拶程度の記者会見を行なって以来、本格的な記者会見を一度も行っていない、前代未聞の総理。会見の代わりが、質問できるのは3社だけに絞って、他社とフリーらは別室で傍聴のみするという世界でも類例をみないグループインタビュー。その2回目に当たった。傍聴へ行ってくる。

 グループインタビューの傍聴用別室も、動画撮影、中継、写真の撮影も禁止。ツィッターの実況も禁止。しかし、官邸内に入って取材したという証拠となる自撮り写真くらいは許可してもらえないかと官邸報道室の職員に掛け合いOKをもらった。

 10月9日(金)10時6分。総理大臣官邸報道室よりグループインタビューのご案内メールを受信。金曜日の朝は、大臣会見の中継に行くことが多い。朝10時からの会見中継フォローで事務所スタッフがバタバタしている中、メールが届いていたようだ。

 10月9日(金)10時30分前に、事務所に総理大臣官邸報道室より電話があり、「本日16時30分から菅総理のグループインタビューがあります。岩上さんに電話しました。メールも送りましたのでご確認を」

 私岩上安身のスマホにも10時11分に官邸報道室から着信。ご案内の連絡が留守電に。IWJスタッフがすぐにメールにて参加申し込みの返信

 10月9日(金)11時40分頃、これまで4連続でクジが外れていることに懸念を抱いたスタッフが「メールが官邸報道室に届いていないのでは?」と、ふと「嫌な予感」を覚え、官邸に電話で確認

 予感の通り、メールは届いていなかった。そこで改めてFAXで参加申し込みをする。「なぜ送れないのだろう?」この点は今も不思議。

 10月9日(金)13時15分頃、総理大臣官邸報道室より当選の電話をIWJスタッフが受ける。重い睡眠障害を患っているため、強い睡眠薬で眠っている私を電話とメール、ショートメール、あらゆる手で起こしにかかるスタッフ。ふと、トイレのために目が覚め、スマホを見て、私、事態に気がつく!

 10月9日(金)15時7分頃、グループインタビューの詳細を確認するため、IWJスタッフが官邸報道室に電話をかける。動画撮影、質問はいづれも禁止とのこと。唯一許されたのがボイスレコーダーでの録音。官邸職員に代わりに質問をしてもらうのも不可。

 今日のグループ・インタビューで菅総理が任命する条件として「総合的・俯瞰的」な人材と言った回数は16回!!質問の大半を、このフレーズで切り抜けた。しかし任命拒否した学者の中には、加藤陽子東大教授も含まれている。どう見ても菅総理よりも「総合的・俯瞰的」なスケールの大きい知性である。

 「6人が再び推薦されたら任命する可能性はあるかと」の質問に菅総理ははぐらかしたが、記者は再度質問した。今度は「仮定の質問には答えない」という言い訳でスルーしてみせた。 つまり,今回任命拒否した6人は日本学術会議には絶対に入れないという意志表明らしい。

 日本学術会議が2017年に出した軍事研究拒否声明を撤回させるつもりかという質問が出た。一番重要なポイントをついた質問だった。しかし、菅総理はすっとぼけた答えを繰り返すのみで、ひたすらはぐらかした。菅総理がはぐらかして答えない質問は、核心をついている、という公式が確立してきた。

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