新立憲民主党の幹事長に福山哲郎参議院議員が就任した。
福山新幹事長は9月17日の常任幹事会後に記者会見を開き、心境を語った。
「今回は選挙が近い中での幹事長ということで、責任が重いと思いますし、甚だ力不足ではございますが、件名に枝野代表を支え、選挙の準備に邁進し、なんとか成果を上げたいと。そして、国民の期待に答えられるようにしていきたいという思いでいっぱいでございますので、未来と暮らしを守る政党として多様性を大切にする政党として、新たな社会のあり方を国民に示していきたい」
国民民主党と旧立憲民主党が合流した新立憲民主党は、選挙区の調整などを効率的に行うため、一時的に大島敦衆議院議員を組織委員長に立てた。次回の衆議院選挙に向け調整を行っていく。
常任幹事会の次第には「社民党との合流協議」という項目があり、記者会見では詳細について語らなかったが、社民党の吉田忠智幹事長と今後幹事長会談をする可能性を示唆し、野党共闘に意欲を示した。
菅内閣発足については、「私も短い期間ですが官邸にいましたが、あの官邸の真ん中で7年8ヶ月過ごすというのはどれほどの精神的な厳しい状況かというのは想像に難くありません。それをやりきられたことについては、本当に敬意を評したいと思います。」
一方で、これからの政府のあり方について、安倍政権のような不正を繰り返さないよう念を押す。
「安倍政権のような、文書を隠したり、文書を改ざんしたり情報開示をしなかったり、答弁で正面から答えていただかなかったりというよりかは、真正面から国民の不安や状況の厳しさに答えていただける内閣になってもらいたいというふうに思います」
「政権の監視」役として、安倍政権の時代に見られた改善すべき点は、菅政権に対しても引き続き改善を求めていくと語った。