遅まきながら、ドラッグストアやコンビニを歩き回り、マスクと消毒液等を書い回った。自分1人のためではなく、IWJのオフィスで働くスタッフのため。案の定、マスクはどこにも売っていない。消毒液も頼りにしていた処方箋薬局まで、売ってなかった。

　それでも、少し残っている消毒液などを買い（そうした店は1人の客に一個しか売らない。買い占め予防）。飛沫感染でうっかり忘れがちなのは、口からの感染だけでなく、トイレ。トイレを個々人一人一人が、責任を持って清潔に使い、終わった後に清掃して、消毒もしておく。これが、一番重要。

　トイレと洗面所のクリーングッズも買い込み、トイレ・洗面所のクリーンな使い方を徹底するように、メーリングリストでスタッフ全員に指示を出し、買い込んだ衛兵用品などをこれから事務所へ運び込む。濃い消毒液だけがまだ残っていたので、これを薄めて使う。

　重い買い物の荷物を運びながら歩いていて、ふつふつ怒りが湧いてきたのは、「心を磨く」などと称して、社員研修や児童の教育に素手での便器磨きをやらせる狂った人間がいることだ。そうした人間が社長権限で社員研修で強制していたりする。もっとひどいのは京都の門川市長。便器磨きの推奨者だある。

　こっちは消毒液から使い捨てポリ手袋から除菌トイレ用クッックルワイパーまで、社長の僕がスタッフのために買い回っているのに、他方では、社員や子供らに、手指をわざわざ糞尿で汚し、飛沫も顔面に浴びさせる、愚劣で不衛生で虐待そのものと思われる愚行を会社や学校でやらせている現実がある。

　公衆衛生とは、何のために公衆という言葉が付いているのか。衛生を保つことは、自分だけの問題ではなく、すれ違うだけの見ず知らずの他人の健康までをも左右するからだ。社長だの市長だのが、研修や教育と称して、他人に便器を素手で洗わせる虐待を行う自由はない。

　ウィルスを蔓延させ、感染症を積極的に広めるのは犯罪である。日本には、そういう意味で、公衆衛生上、穴だらけであることを、自覚する必要がある。あらゆることを同時にやる必要があるが、まずは、青年未成年問わず、素手での便器磨きの強制などは、罰則付きで法律や条例で禁止すべきであると思う。

　全国各地で、春の訪れとともに、色々な人の集まるイベントが始まるんですよね。各地方のこうしたイベントだけでなく、春から本格化するイベントはたくさんあります。

　日本は中国に次ぐ世界第２位の感染ハブと見なされつつある、と警告し続けてきたが、その懸念が具体的な動きとして現れてきた。中国人を入国させないことに躍起になっているうちに、日本人が世界から入国を断られる日が来るという想像ができない、イメージ貧困な政府与党。

　もっとも、野党も、便器を素手で磨かせることを推奨するという、公衆衛生上、不潔極まりない暴挙を推進している市長候補を、与党と相乗りで応援して、当選させたのだから、まともに批判もできない。我々は、与野党関係なく、是々非々で批判すべきものは批判する。