「『桜を見る会』追及本部」の野党国会議員(10名)は12月1日と2日、安倍首相(山口4区)の地元下関を視察。県議や市議や市民から聞き取りを行い、安倍首相が関係する選挙で功労功績のあった支援者が呼ばれている実態をつかんだ。最後の囲み取材で、議員から「(選挙民への寄付や買収を禁じる)公職選挙法違反の疑いがますます強まった」という声が出たのはこのためだ。
資料請求直後に招待者名簿を破棄された宮本徹衆院議員(日本共産党)は、視察の成果をこう説明をした。
「総理答弁で『自治会やPTAの皆さんを呼んでいる』という話があったが、一般的に功労功績があった自治会やPTA役員を呼んでいるのではなく、『安倍さんを応援している自治会の役員さんには声がかかるが、応援をしていない人には声がかかっていない』という証言がいくつも得られた。総理答弁は虚偽答弁ではないか。このことが今回の視察で明らかになったことの一つだ」「税金によって後援会活動をやっていたということは、この2日間の調査ではっきりしてきた」