算出方法の変更により昨年の実質賃金がわかるのは令和4年!? 年金にも関わる賃金統計を失うという大失態!! さらには、元内閣法制局幹部が製薬会社に法案を漏洩していた~9.5 勤労統計不正「賃金偽装」野党合同ヒアリング 2019.9.5

記事公開日:2019.9.5取材地: 動画
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(取材・文:塩沢由子)

年特集 勤労統計不正「賃金偽装」・年金問題
※2019年9月9日、リード文を追加しました。

 安倍政権のもとで賃金低下が目立つ中、2018年1月、実質賃金の算出方法が変更された。経済財政諮問会が、「毎月勤労統計の改善に関する検討会」の意見を差し置いて算出方法の変更を押しきったために、過去の賃金統計が失われた、として、9月5日、野党合同ヒアリングにおいて、野党の各議員が政府の担当官に詰めよった。

 新たな指標をつくるという厚生労働省の担当官に、立憲民主党の長妻昭衆議院議員が「昨年の実質賃金がいつわかるのか」と問いただしたところ、返ってきたのは、「令和4年になる」というトンデモない回答だった。勤労統計の不正操作によって、賃金統計は事実上破壊されてしまった。日本はとんでもない事態に直面している。

■ハイライト

  • 9/4に開催された毎月勤労統計の「共通事業所」の賃金の実質化をめぐる論点に係る検討会の報告書について
  • 内閣法制局幹部による製薬会社への法案漏洩を公表していなかった問題について
  • 日時 2019年9月5日(木)13:30~
  • 場所 衆議院本館 第16控室(東京都千代田区)

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  1. 吉田 豊 より:

    ただ、もっと深刻なのは、この異常事態が国民に知らされずに、事が進んでいくことだと思う。
    メディアが機能しないと、民主主義は存在しえないんですね。この、異常さが若者にはりかいできないんだろうな。

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