2019年2月26日13時半より、沖縄県名護市安和の琉球セメント安和桟橋前から、IWJの沖縄中継市民スタッフが土砂搬入の模様をレポートした。
沖縄平和運動センター議長の山城博治氏によると、本部町にある琉球セメントの採石場からは、主に岩石や生コンなどの資材が、ダンプ、トレーラー、生コン車で1日約300台、陸路で辺野古に運び込まれている。
一方、安和桟橋には同じ採石場から、「赤土を含む岩ズリ」がダンプで運び込まれている。桟橋ではこの「赤土を含む岩ズリ」を大型輸送船に積み込んでいる。1艘の輸送船にはダンプ250台分の土砂が積まれ、毎日3艘、つまりダンプ750台分の土砂が、海から辺野古のK9と呼ばれる護岸に運び込まれ、埋め立てを行っているのである。
辺野古の埋め立てに使われている土砂に、沖縄県の赤土流出防止条例に違反する大量の赤土が含まれている問題については、2019年2月18日に沖縄選出の伊波洋一参議院議員に岩上安身がインタビューを行っている。このインタビューでは、沖縄防衛局が通常の3倍近い金額で埋め立て用の「岩ズリ」を業者に発注し、さらに値の付かない赤土を大量に混ぜ合わせて埋め立ている事実を明らかにしている。この差額分は、いったい誰の懐へ消えたのか!?
以下の記事も是非あわせてご覧いただきたい。