朝日新聞が、自社の関連会社・朝日新聞出版から出した橋下徹氏の新著『政権奪取論』を取り上げた上で報じた11月7日の橋下氏と自由党の小沢一郎代表、国民民主党の前原誠司氏との会談を大きく報じた。
- 橋下徹氏、小沢一郎代表と会食 前原誠司氏がつなぐ?(朝日新聞デジタル、2018年11月8日)
この記事をきっかけに、一部のメディアが「政界再編」や「橋下待望論」などとはしゃいでいる。
朝日の記事は、自社から出た本の「パブ記事」に過ぎないとの冷笑的な見方もあるが、あの「朝日」が、事もあろうにあの「橋下徹」を安倍政権と真っ向から対峙する野党再編集の軸になりうるかのように持ち上げ、朝日新聞出版から本まで出すという、この構図の薄気味悪さは鳥肌ものである。
2018年11月13日、自由党代表会見でこの会談について聞かれた小沢氏は「橋下さんとは前原君の斡旋もあって7〜8年ぶりに会って食事した。特別な生臭い話はしなかった」と政局に関する話はしていないと断言した。
IWJ記者が角度を変えて、「では、小沢代表が取り組んでいる『野党の結集』に、日本維新の会が入りたいと言ってきたら受け入れられますか?」と聞くと、小沢氏は「それは政策次第だ。原発も賛成だ、安保も賛成だというのと一緒になるわけがない。細かいことはいいが、国の基本、国民の生活の基本に関わる問題については、一致しないと一緒にはなれない」と語った。
IWJ記者がさらに「今の維新はそこが一致していないという認識でいいですか?」と確認すると、「あんたはどう思う?一致してなきゃ、そうだろう」と答えた。
また、橋下氏の著書の中に小沢氏の名が登場することについて、IWJ記者が名前を利用されたのではないかと聞くと、「全部読んだわけではないが、私に関わることについてもだいたいは承知しておりました。ただ単に事実関係を書いているだけだと思う」と述べた。
政界再編については小沢氏の「おとぼけ」ということも有り得るが、会見終了後、自由党共同代表の山本太郎氏は、「政界再編の話が本当にあるなら参院選から逆算して、年内にはそういう動きがあるはず。何も聞いてないので、『生臭い話はしなかった』というのは、本当だと思う」と語った。
もし橋下さんと山本太郎さんが組むことになったら岩上さんは複雑な心境になるでしょうね。訴訟中ですし。場合によっては橋下さんを応援する場面が出てくるでしょうか?
いくら清濁併せ呑むのとはいえ、これは無理でしょ。
「生臭い話はしていない」!? 橋下徹氏、前原誠司氏との会談について小沢一郎代表が両氏との政界再編工作を否定! IWJの質問に「国の基本・国民の生活の基本の関わる問題に一致しないと組めない」! https://iwj.co.jp/wj/open/archives/435574 … @iwakamiyasumi
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