2012年12月1日(日)、俳優の山本太郎氏が、新党の立ち上げ表明のための会見を自由報道協会主催で行った。党名は「新党 今はひとり」。山本氏は「“脱原発、反TPP、反増税”を掲げる政党と共闘して行きたい」と述べ、選挙区等はまだ決まっていないながらも「選挙を面白がって、注目してもらいたい」と出馬の意図を語った。
(IWJ・古田)
2012年12月1日(日)、俳優の山本太郎氏が、新党の立ち上げ表明のための会見を自由報道協会主催で行った。党名は「新党 今はひとり」。山本氏は「“脱原発、反TPP、反増税”を掲げる政党と共闘して行きたい」と述べ、選挙区等はまだ決まっていないながらも「選挙を面白がって、注目してもらいたい」と出馬の意図を語った。
■ハイライト
山本氏は、今回の選挙を「国が終わるか、終わらないかの戦い」と位置づける。市民活動の中で主張してきた「原発の即時撤退・廃炉、東日本での避難の権利の確立」を政策として掲げた。特に、今回の原発震災での政府の初動の悪さと、放射線防護に関しての施策を批判。“生きる権利”に関して、市民の「選択」をしっかりバックアップしていけるようにしたいと述べた。
また、その他にもACTAや、風営法、表現の自由、原発労働者の権利、さらに尖閣をめぐる平和憲法などについても幅広く言及した。「一部の政治家は、大国の利益を追求し、この国に住まう者に目が向いていない。日本はアメリカの植民地。国を売り渡すか、本当の独立を目指すかの最後の機会だ」と現在の日本の政治を痛烈に糾弾、今回の選挙の重要性を説いた。
今後の指針に関しては「自分は様々な問題に対してストレートに伝えていく役割であり、この先の子どもの未来や、国の未来を憂いている人たちの方向を見ていたい。そのため、他党からの出馬要請はあるものの、党からの出馬ではその党のカラーや歩調に合わせなければならないため、代表として新党でやって行く、他党とは合流しない」と繰り返し強調した。