「『沖縄にこれ以上基地を作らせない』という翁長さんの強い遺志を私たちが引き継いでいかなければならないと思います。なぜなら沖縄の基地の問題は、沖縄県民の問題ではなく、私たち本土に住んでいる人間が、あるいは日本社会が沖縄に強いた問題だということだから」
IWJの質問に、集会に参加したジャーナリストの安田浩一氏はこう答えた。
2018年8月11日午後6時から、東京銀座数寄屋橋交差点そばの広場で「沖縄県知事翁長雄志への追悼の意を表すキャンドル・スタンディング」がおこなわれ、ツイッターでの呼びかけに100人余りの市民が集まり、翁長知事の死を悼んだ。
数寄屋橋交差点は、2013年1月27日、沖縄県内の全41市町村の首長や県議、支援者らが「オスプレイ配備反対」を訴えてデモをおこなった際、待ち構えた「在日特権を許さない市民の会」ら、日章旗を掲げた排外主義者、差別主義者たちが「非国民」「売国奴」「中国のスパイ」などと、沖縄のデモ隊を口汚く罵った場所だ。
- オスプレイ反対、東京でデモ 沖縄の市町村長ら(日本経済新聞、2013年1月27日)
当時那覇市長としてこのデモに参加していた翁長知事は、のちに、こうした罵声よりも、街ゆく人々の無関心にこそ、深い絶望を感じたと語っている。
安田氏は「基地を始めとする沖縄の問題の多くは、私たちの問題だという強い自覚を持って、途切れることなく考えていかなくてはいけない」と訴えた。
「『沖縄にこれ以上基地を作らせない』という翁長さんの強い遺志を私たちが引き継いでいかなければならない」!〜8.11沖縄県知事翁長雄志への追悼の意を表すキャンドル・スタンディング https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429364 … @iwakamiyasumi
人々の無関心が沖縄の問題を放置している。誰もが当事者なのにだ。
https://twitter.com/55kurosuke/status/1034396195949428741