拡大する西日本豪雨被害!批判渦中の安倍総理は倉敷を視察、戦前から何も変わらない劣悪な避難所で「生活支援をしっかりしていきます」と約束!? 2018.7.12

記事公開日:2018.7.12 テキスト
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(IWJ編集部)

 西日本の豪雨被害が拡大している。時事通信の発表では死者は計168人、共同通信のまとめでは169人。NHKのまとめでは175人となった。安否不明者は時事通信と共同通信が90人、NHKが88人と発表している。

 そのような状況の中、11日の夕方から中国・四国地方では局地的に1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降ったところがあったと報じられている。

 また、日中の最高気温が30度を上回るところが多く、被害の大きかった倉敷市では4日連続の真夏日になった上、12日も厳しい暑さが続き、さらに13日から16日ごろにかけては、被災地を含む広い範囲で35度以上の猛暑日となる予報が出されている。

 高温による体調不良や激しい夕立による被害の広がりが懸念される。

 瀬戸内海沿岸地域は降雨量が少ないため、農業用のため池が多いが、そのため池にも決壊のおそれがあることがわかった。広島県は福山市と東広島市の複数のため池で決壊のおそれがあり、周辺の住民に避難指示が出された。

 専門家によると豪雨による大量の雨水がしみ込んだ山から水が流れ出し、ため池の水位が上昇。堤防に水がしみ込んで決壊し、大量の水がふもとに押し寄せるおそれがあるとのことである。

 岡山県の倉敷市社会福祉協議会は、11日から受付を始めたボランティアの中止を発表した。県警が緊急車両を優先的に通すため、被害の大きかった真備地区への通行を規制。このため道路が渋滞し、集まった数百人のボランティアを現地へ送ることが困難となったためで、再開は未定だという。

 昨日11日、安倍総理は岡山県倉敷市の河川堤防決壊現場や高梁市の土砂崩れ現場を自衛隊のヘリコプターで上空から約45分間視察し、その後避難場所となっている倉敷市内の小学校を訪問した。また、午後は井原木隆太岡山県知事と会談した。安倍総理は13日と15日にも被害の大きかった広島、愛媛両県を視察する予定で調整している。

 安倍総理は避難所で被災者に「生活支援をしっかりしていきます」などと声をかけていたが、そもそも被災者が体育館など劣悪な環境で雑魚寝して長期間生活するなど、災害時の国の対応は、戦前からほとんど進歩していない。

 日本と同じ地震大国のイタリアの避難所では、冷暖房やシャワー、ベッドが人数分完備され、厨房付きのキッチンカーで調理師が食事を作り、ワインもついている。しかも日本では災害救助法により避難所で供給される食事は「1人1日あたり1110円以内」と決まっていておにぎりやパン、カップ麺やコンビニ弁当が配られるが、イタリアでは一食分が約1000円だ。これでは安倍総理の言葉も口先だけ、ポーズだけと考えざるをえない。災害関連死が懸念される。

 安倍総理はじめ、災害出動する自衛隊を指揮する小野寺五典防衛相らは豪雨で8万人に避難指示が出た7月5日夜、自民党議員50人が参加する「赤坂自民亭」で宴会の真っ最中だった。西村康稔官房副長官が写真をツイッターに投稿したのをきっかけにネット上では批判が高まっていたが、ここへ来て大手メディアでも批判が始まっている。

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