2012年11月22日(木)、東京都港区の原子力規制庁舎で、「東北電力東通原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合の事前会合」が行われた。有識者らは、12月13日、14日の二日間で、青森県にある東通原発敷地内の破砕帯調査を現地で行う。
昨年、渡辺満久教授が、東通原発敷地内に、複数の活断層が存在するとの調査結果をまとめているが、東北電力は、「断層は、地層が水を含んで膨らんだ膨潤作用である」と説明している。
この日の事前会合でも、産業技術総合研究所、活断層・地震研究センター主任研究員の粟田泰夫氏を筆頭に、有識者らは「『膨潤』という説明は、世界的に例がない」と指摘。現存のデータでは多くの不足があるとし、断層の横ずれの可能性も考慮し、詳細な調査にあたるという。
■議題 東北電力東通原子力発電所敷地内破砕帯に係る現地調査にあたっての事前説明 ※現在、各ページにはアクセスできません。
■詳細 http://www.nsr.go.jp/committee/yuushikisya/higashidori_hasaitai/20121122kaisai_higashidori.html
■配布資料 http://www.nsr.go.jp/committee/yuushikisya/higashidori_hasaitai/20121122.html
■議事録 http://www.nsr.go.jp/committee/yuushikisya/higashidori_hasaitai/index.html