「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」(通称:ヘイトスピーチ解消法または規制法、対策法)の施行直後、2016年6月5日に川崎市中原区で行なわれたヘイトデモは、集まった600人以上の市民に取り囲まれ、10メートルほど進んだところで警察の説得によって中止させられた。
- 川崎ヘイトデモを許すな カウンター抗議 2016.6.5
- 「デモは中止になりました!」ヘイトスピーチ対策法施行後、初のヘイトデモが、たったの10mしか進めず中止に!市民が行政を動かした瞬間を川崎で目撃して思わず涙が!「改憲」阻止だって、必ずできると確信! 2016.6.5
このヘイトデモの主催者は、川崎在住の男性・津崎尚道氏。2013年から川崎市内で12回ものヘイトデモを繰り返してきた常習者だ。その津崎氏と、人種差別団体「在日特権を許さない市民の会(在特会)」の元中心メンバーらが立ち上げた極右政治団体「日本第一党(代表:通名・桜井誠、本名・高田誠)」の最高顧問・瀬戸弘幸氏(在特会会員でありネオナチを自称していた)が、「(中止となった)昨年6月のデモを7月中にやり直す」とネット上で告知した。
- 時代の正体<488>ガイドライン(下)差別主義者こそ啓発を(神奈川新聞、2017年6月22日)
川崎でのヘイトスピーチデモと闘ってきた市民団体「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」は、予告されたこのヘイトデモに抗議し、「市民に広く訴える」ため、2017年7月8日(土)、川崎駅東口で緊急抗議街宣をおこなった。街宣には、100人以上の市民が集った。