【岩上安身のツイ録】TPP承認案、採決間近に必読!2011年にTPP批判が引き金で、岩上安身が『とくダネ!』のコメンテーターを「降板」した一部始終! 2016.11.3

記事公開日:2016.11.3 テキスト
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特集 TPP問題

※以下、2011年3月11日の岩上安身のツイートを再掲します

 とくダネのプロデューサーと、本日、話し合いました。実は一週間前、一度目の話し合いがあり、この3月いっぱいで、12年続けたとくダネを降板して欲しいと言われました。残念だが、昨今のメディア状況を考えると仕方ない。受け入れることにしましたが、それにしても、話が急すぎる。

 その点だけ申し上げたら、「持ち帰らせてください」と一旦引き取っていったのが一週間前。そして今日、4月から6月までのワンクールだけ、延長し、6月末をもって降板、というスケジュールが、改めて提示された次第。12年、よく続きました。こんなに長く続いた仕事は他になし。関係者の皆さんに感謝。

※以下、2011年3月25日の岩上安身のツイートを再掲します

 今、とくダネの打ち合わせ会議室。二週間ぶりに顔を合わせた佐々木秀実さんと地震の話。ちょうど前回のとくダネのあと、地震に見舞われたのだったと、思い出す。この二週間の間にも、季節は巡り、同じ朝の6時でも、太陽は高々と上がるようになった。つくづくと、無常。

※以下、2011年5月20日の岩上安身のツイートを再掲します

 明日はとくダネに出ます。6月末のフィナーレ(番組ではなく、私の降板)まで、あと3回。約11年間、お世話になりました。最後まで、いつもと変わらず、ベストを尽くしたいと思います。明日は、原発事故について特集をするそうです。よろしければ、ご視聴ください。

※以下、2011年5月21日の岩上安身のツイートを再掲します

 6月のとくダネ出演スケジュール。6月17日、24日。その前に、来週の金曜日5月27日も出演日でした。とくダネ卒業まで、あと3回。多くの方にお世話になりました。感謝申しあげます。

※以下、2011年5月27日の岩上安身のツイートを再掲します

 おはようございます。これからとくダネ。フィナーレまで、今日を含めて、あと3回。徹夜していたスタッフの佐々木君、同行。見学に。

 本番オンエアまで、あと30分。とくダネ出演、今日を含めてあと3回。カウントダウン。始まりました。皆さん、6月末の最後までご視聴ください。

※以下、2011年6月17日の岩上安身のツイートを再掲します

 明日はとくダネ。今週がラス前で、来週がオーラスです。よろしければ、ご覧ください。11年間お世話になりました。視聴者の皆様、関係者の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。蛍のひぃかぁり~♪

 おはようございます。今、レインボーブリッジに車が差し掛かるところ。雨にけぶってます。これからとくダネ。

※2011年6月23日の岩上安身のツイートを再掲します

 ニュージーランド・オークランド大学のジェーン・ケルシー教授の著書の邦訳が農文協から発売されることに。6月25日発売予定。タイトルは「異常な契約〜TPPの仮面を剥ぐ」。TPPは、原発以上のタブー。私は2月末、とくダネでTPPを批判した。その日に番組プロデューサーから連絡が。

 「会ってお話したい」と。2、3日後、私の自宅近くの喫茶店までやってきたプロデューサーは、「3月末で、代わっていただきたい」と降板を告げた。あまりにも唐突。TPPに関する発言が原因ですか、と尋ねたが、首をふる。だが、TPPについて私が話すと、真剣な表情で耳を傾けていた。

 TPPが貿易問題などというのは端的にいって虚偽である。関税の自由化などとはまったく関係のない分野、たとえば、司法、医療保険、公共調達、紛争解決など24もの分野で、米国の資本にとって都合のいい「改革」が行われる。日本の植民地化のさらなる深化である。

 マスコミも例外ではない。TPPにより、テレビの電波はオークションにかけられ、外資の参入が可能に。大新聞とテレビのキー局が、クロスオーナーシップ制のもと、固く結びついている日本では、主要なマスコミグループは、わずか5つしかない。その5つのうち一部でも外資の支配下になったら。。

 放送局と新聞がことごとく外国の手に落ちたら、その国の情報空間には、主権はなくなる。それを危機だと思いませんか、と話すと、プロデューサーは、青ざめた表情で、「事実なら大変なことです」と答えた。

 結局、三月末の降板はあまりにも急過ぎるということで、三ヶ月だけ延びて、六月末に。プロデューサーとの話し合いのすぐあとに、311の大震災が。テレビの様々な限界を、この三ヶ月あまり、感じ続けるはめになった。

 米国は圧力を緩めていない。先日、民主党の党内勉強会BBLが開かれた。主宰は岡田幹事長にかわり、私に案内メールが届かなくなった。呼ばれた講師はルース米大使。彼はTPP推進を強く迫った。前回の講師のジェラルド・カーティスが、小泉のようになれ、と力説したのに続く売国のススメ。

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