亀井静香衆院議員が外国特派員協会で死刑廃止を訴え、「冤罪は必ず起きる」「無抵抗の状態で絞め殺すなんていうことは、私の性に合いません」 2016.10.6

記事公開日:2016.10.10取材地: 動画
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(須原拓磨)

 「罪を犯していない者が、理不尽に、無抵抗のままで命を奪われる。これは、凶悪な国家による殺人だと私は思います。そういうことは、あってはならない」――。

 2016年10月6日(木)、福井県で日本弁護士連合会主催の「第59回人権擁護大会・シンポジウム」が開催され、翌日に行われる人権擁護大会で、「死刑廃止宣言案」が提案される見込みだ。これに呼応するかたちで、同日、日本外国特派員協会で、死刑廃止を推進する議員連盟会長・亀井静香衆院議員による記者会見が行われた。

■ハイライト

 亀井議員は、「最近、我が国では残念ながら、目を覆うような凶悪犯罪が多数発生しておりますので、国民の中に報復感情、そういうものが強くあることも事実ではあります」と前置きしたうえで、「人間同士が、死を与えるという、復讐するというようなかたちで決着をつけなくても、あの世に行けば、閻魔大王がちゃんとみてくれる、と私もそう思います」と発言。

 「無抵抗の状態で、絞め殺すなんていうことは、私の性に合いません」と死刑制度反対の考えを示した。

 また、亀井議員は、「私も警察官を長くやっており、捜査指揮をとっていた立場でありますけれども、冤罪ということは必ず起きます。これは私の実務を通じての経験でもあります」と、警察庁勤務の経験から、冤罪に関しても言及。

 「罪を犯していない者が、理不尽に、無抵抗のままで命を奪われる、これは、凶悪な国家による殺人だと思いますけれども、そういうことは、あってはならないと思います」と、死刑制度によって、冤罪被害者が命を奪われうることにも警鐘を鳴らした。

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「亀井静香衆院議員が外国特派員協会で死刑廃止を訴え、「冤罪は必ず起きる」「無抵抗の状態で絞め殺すなんていうことは、私の性に合いません」」への1件のフィードバック

  1. @55kurosukeさん(ツイッターのご意見) より:

    「罪を犯していない者が、理不尽に、無抵抗のままで命を奪われる、これは凶悪な国家による殺人だと。そういうことは、あってはならない。冤罪は必ず起きる」亀井静香衆院議員が外国特派員協会で死刑廃止を訴え
    http://iwj.co.jp/wj/open/archives/336495 … @iwakamiyasumiさんから
    https://twitter.com/55kurosuke/status/919534381567426563

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