おはようございます。IWJで記者をしているぎぎまきです。
2014年2月の東京都知事選に出馬した元航空幕僚長の田母神俊雄氏の選対事務局が、選挙後に、複数の運動員に20万円から400万円にもおよぶ謝礼を配っていた疑惑が発覚し、運動員買収を禁じた公職選挙法違反の疑いが浮上。4月5日、田母神氏本人は「違反すると思っていた」と認める供述をしていると報じられました。
選挙中、田母神氏の周りを華やかに飾っていた女性たちがいました。「田母神ガールズ」と呼ばれたその美女たちは「女性票を引きつけるため」の起用だったらしいのですが、世の男性も喜ばないはずがない。「田母神ガールズ」見たさに街宣に駆けつけた人もいたかもしれません。
今回、この美女たちにどれだけの報酬が支払われたのは定かではありませんが、「田母神ガールズ」を含めた数十人の運動員に、それぞれ5万から多いものでは400万円にも及ぶ大金が渡ったとか。総額は2千万円にのぼるとみられています。自分が寄付したお金が運動員買収に使われていたなんて!田母神氏の支持者にとっては、とんだ裏切り行為でしょう。田母神陣営の公選法違反疑惑については、平山茂樹記者が4月6日発行の本ガイドで詳しく触れていますので、そちらをご参照ください!
そもそも、田母神氏の政治資金問題を暴露したのは、「日本文化チャンネル桜」の水島聡社長。田母神氏の出馬会見で司会を務めるなど、選挙中は前線で田母神氏を支え、共に闘ってきた盟友関係にありました。しかし、今ではこの二人の関係はなんともドロドロしていて、水島氏にいたっては「私の前で土下座して大うそをつきましたと言わない限り許さない?!」とまで話しているとか。