「国会は戦場のリアルに追いついていない」元レンジャー隊員・井筒高雄氏――元首相菅直人氏「避難計画の最終判断はどこが決めるのか?」川内原発再稼動に懸念表明 2015.9.7

記事公開日:2015.10.1取材地: テキスト動画
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(IWJ・阿部洋地)

 元陸上自衛隊レンジャー隊員である井筒高雄氏と元首相で民主党・衆議院議員の菅直人氏が、安保法制と原発再稼動の問題点について2015年9月7日に都内で講演・報告を行った。

 井筒高雄氏はレンジャー隊員であった経験を語り、「戦場のリアルに国会は追いついていない」と厳しく断じた。その上で、安保法案はアメリカの軍事予算に関係するとし、「アメリカは今まで後方支援を民間の軍事会社に担わせていたが、そこを日本の自衛隊に担わせて負担と責任を逃れようとしている」と主張した。

 菅氏は川内原発再稼動について、「新規制基準はクリアしたのかもしれないが、避難計画は各自治体が作ることになっており最終的な判断はどこが決めているのかわからないような状態になっている」と懸念を示した。その上で、「再生可能エネルギーは不安定だと経産省は言っているが、太陽光発電においては一番電力が必要とされる真夏の昼間に、たくさん発電し、決して不安定ではない」と訴えた。

■ハイライト

  • 講演 「自衛官としての安保法制」 井筒高雄氏(元陸上自衛隊レンジャー隊員)
  • 報告 「再稼動の問題点」 菅直人議員
  • 日時 2015年9月7日(月) 19:00~
  • 場所 小金井市商工会館(東京都小金井市)
  • 主催 菅直人事務所

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