維新の党は2015年6月20日、同党最高顧問の橋下徹大阪市長を交えて、政府・与党による安全保障関連法案に対する、党としての対案をめぐる勉強会を大阪市内で開いた。
会には、東京から松野頼久代表と柿沢未途幹事長も駆けつけ、総勢30人の国会議員と、橋下氏と顧問の松井一郎大阪府知事の大阪組が合流した。
維新の党の安全保障調査会は、すでに対案をまとめているが、橋下氏はこれを事前に、「(政府法案の細部にクレームをつけただけで)党の思想が国民に伝わらない」とツイッターで酷評している。それだけに「東京組が激しく反発しそうだ」との思惑も広がり、この勉強会への注目度が高まっていたが、実際は橋下氏が決定権のない「顧問」という立場であることも響いたのか、勉強会は波乱なく終了した模様だ。
取材は、勉強会の冒頭部分しか認められず、終了後の党側の報告によれば、橋下氏からは調査会がまとめた案を尊重する形で意見が出され、これについて松野氏は、「驚くほど考え方が同じだった」と感想を口にしたという。
かねてから、「自衛権の再定義が必要」と訴えてきた橋下氏が力説したのは、集団的自衛権行使の折の存立危機事態の要件に、「わが国の防衛に資する」を徹底的に反映させることだった。2015年6月18日の大阪市長定例会見でも指摘していた、自衛隊出動承認での国会議員らの「判断能力不足」の問題については、特定秘密のチェック機関である「情報保全監視委員会」的な審議機関を国会内に創設する、というアイデアを好感したようだ。
維新の党は、すぐにも橋下氏の意見を対案に反映させる作業に着手する。来週中の正式決定を目指し、自民党などとの修正勉強会に臨む構えだ。
【大阪】安保法案めぐる橋下氏のツイッターでの維新案酷評は何だった? ~東京組との安保政策勉強会「内輪もめ」なく終了か http://iwj.co.jp/wj/open/archives/250028 … @iwakamiyasumi
出来レースにすぎない。様々な肩書きをこの男の持っているが、本質は「詐欺師」なのだ。
https://twitter.com/55kurosuke/status/615472729798524928