「憲法が本当に危ない、崖っぷち」――危機感を募らせた市民、約3万人が集結~平和といのちと人権を!5・3憲法集会 ~ 戦争・原発・貧困・差別を許さない 2015.5.3

記事公開日:2015.5.4取材地: テキスト動画
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(IWJ・青木浩文)

特集 憲法改正
※5月4日テキストを追加しました!

 戦後70年となる憲法記念日の2015年5月3日、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」主催の「平和といのちと人権を!5・3憲法集会 ~ 戦争・原発・貧困・差別を許さない」が、横浜市西区の臨港パークで開催された。安倍政権が憲法解釈で集団的自衛権を可能とし、さらに改憲を押し進めようとする中、危機感を募らせた市民、約3万人(主催者発表)が集まった。

 「憲法が本当に危ない、崖っぷちに立たされているような気分だ」

 メインステージの司会を務めた女優の木内みどり氏は、冒頭、不安な胸の内を語った。

 同集会の呼びかけ人として登壇したのは、作家で活動家の雨宮処凛氏、脚本家の小山内美江子氏、作家の澤地久枝氏、作家の大江健三郎氏、憲法学者の樋口陽一氏、ルポライターの鎌田慧氏、弁護士の伊藤真氏、アニメーション映画監督の宇井孝司氏、落語家の古今亭菊千代氏、作家の落合恵子氏、そして、法政大学教授の山口二郎氏が紹介された。

 政界からは、山本太郎・生活の党と山本太郎となかまたち共同代表、主濱了・同副代表、長妻昭・民主党代表代行、志位和夫・日本共産党委員長、吉田忠智・社民党党首が登壇した。

記事目次

■ハイライト

  • 12:30〜 プレコンサート
    ハルノトモ(和太鼓)/岡大介(カンカラ三線・唄)/大島花子(歌)(敬称略)
  • 13:30〜 メインステージ 木内みどり氏(女優)
    話 大江健三郎氏/樋口陽一氏/雨宮処凛氏・落合恵子氏・香山リカ氏・澤地久枝氏/沖縄からの発言
    リレートーク 戦争・原発・貧困・差別をめぐって/政党からの発言
  • 15:30〜 クロージング・ライブ
    クミコ(歌)/こぐれみわぞう(ロックチンドン)(敬称略)
  • 日時 2015年5月3日(日・祝)12:30~15:30
  • 場所 臨港パーク(横浜市・みなとみらい)
  • 主催 5・3憲法集会実行委員会(詳細

戦争に必要なのは大量の貧しい人たち――「究極の貧困ビジネスとしての戦争」に危機感

 メインステージで最初にマイクを握った雨宮処凛氏は、「このような集会にたくさんの人が参加して、憲法の大切さを確認するのは素晴らしいこと。でも、その背景には今の危機的状況があるのだと思う」と話し、貧困問題に関わってきた自身の経験を踏まえて、危機感を持って語った。

 「アメリカはイラク戦争の時に、『大学に行けるから』と言って奨学金を餌にして、若者たちを徴兵させるという『経済的徴兵制』を行った。

 一方、日本では、2007~8年頃、ネットカフェ難民や非正規雇用などの不安定層を支援する団体に、自衛隊が勧誘に来たことがある。また、昨年(2014年)の5月、経済同友会の方が、大学の奨学金の返済を滞納している無職者に対して、警察庁、消防庁、防衛省でインターンとして働くことを提言したことは、ご存知だと思う。

 若者が直面する生きづらさや将来の見えづらさの先に、『究極の貧困ビジネスとしての戦争』がちらつき始めている。戦争に必要とされるのは、大量の貧しい人たち。『戦場出稼ぎ労働者』として命を使い捨てられるような人が、日本国内で生み出されるのでは」

 さらに、「この1年、畳み掛けられるようなスピードで戦争法制が進められている一方、貧困・格差問題がより深刻化している。戦争への準備と貧困が両輪となって同時進行で起こっていることは、象徴的で不気味な感じがする」と、不安な気持ちをこぼした。

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(…会員ページにつづく)

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「「憲法が本当に危ない、崖っぷち」――危機感を募らせた市民、約3万人が集結~平和といのちと人権を!5・3憲法集会 ~ 戦争・原発・貧困・差別を許さない」への1件のフィードバック

  1. sun より:

    日本国憲法、やはり、いいですね。がんばりましょう。

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