7月26日、衆議院第一議員会館で、「脱原発実現への選択肢を考える」をテーマに、「第23回 エネルギーシフト勉強会」が開かれた。講師は未来バンク理事・田中優氏。ドイツを例に、田中氏は経済成長とエネルギー消費は比例しないと指摘。「GDPが伸びるとエネルギー消費が伸びるというのは、もはや神話」であるとした。
(原佑介)
7月26日、衆議院第一議員会館で、「脱原発実現への選択肢を考える」をテーマに、「第23回 エネルギーシフト勉強会」が開かれた。講師は未来バンク理事・田中優氏。ドイツを例に、田中氏は経済成長とエネルギー消費は比例しないと指摘。「GDPが伸びるとエネルギー消費が伸びるというのは、もはや神話」であるとした。
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さらに日本の電力は世界一高いとし、これは資源エネルギー庁が出したウソのデータが原因となっている。日本以外が高く見えるが、加算されているのは炭素税であり、日本の予定炭素税を加えるとやはり日本が一番高いという計算を紹介。「世界のエネルギー消費量が一番少ないのは日本で、家庭こそが世界で最も省エネを実現している。3分の1がお湯、3分の1が暖房。つまり3分の2が熱エネルギー。2010年の電力消費のうち、全体の22%は家庭、残りの78%は家庭以外が使っている。家庭が節電するのであれば、その4倍は企業が節電すべき。いつも家庭のせいにされている」と批判した。