2012年6月2日(土)、東京都板橋区の農民連食品分析センターで、『モンサントの不自然な食べもの』の監督、マリー=モニク・ロバン氏の岩上安身によるインタビューが行われた。
(IWJ・須原)
特集 TPP問題 特集 種子法廃止の衝撃「食料主権」を売り渡す安倍政権
※公共性に鑑み全公開します。IWJ会員にご登録いただき、安定的な取材をお支えください!→ご登録はこちらから
2012年6月2日(土)、東京都板橋区の農民連食品分析センターで、『モンサントの不自然な食べもの』の監督、マリー=モニク・ロバン氏の岩上安身によるインタビューが行われた。
<会員向け動画 特別公開中>
■イントロ
■全編動画
<ここから特別公開中>
モンサント社は遺伝子組換えにおけるトップ企業。ラウンドアップという除草剤はモンサント社が作ったもので、日本でも売られている。マリー氏は「庭を持っている人は、おそらくこのラウンドアップを使っている。日本人はこのラウンドアップが非常に健康に影響する除草剤ということを知らないで使っているのでないか」と語った。ラウンドアップには強い毒性物質が含まれている。マリー氏によると、仮に除草剤に「ラウンドアップ」という名称がついていなくても、全く別の名前で流通しているという。それは特許が解禁されたからだ。
「モンサントは稼ぐことしか考えていない」。マリー氏はこう断言する。「環境犯罪を犯すモンサントが法的な追及を受けないのは、法体制に欠陥があるといえる」と考えを示した。モンサント社に対して損害賠償訴訟をすることも一苦労だという。マリー氏が関わった損害賠償訴訟で、モンサント社が敗訴したものがある。モンサント社は7億ドルの損害賠償を支払うことになった。しかしマリー氏は、「7億ドルというお金はモンサントが50年間にわたりPCBを世に送り出してきた儲けを考えると、なんてことのないお金だ」と話す。PCBとは潤滑油などに使われており、毒性が強いことからアメリカでの製造・販売が禁止されたものである。このPCBはモンサント社の主力商品だった。
マリー氏は、「モンサントは農薬と遺伝子組換えがなかったら、人類の食の問題は解決できないと言っている。それが本当かどうかというのをこの映画を通して検証してみた。そのために世界中を回っている」と結び、インタビューを終えた。
マリー氏はモンサントは世界の種子を支配するために遺伝子組換えを使っているのでは?種子を支配することは食糧を支配することと同じだと。
『モンサントの不自然な食べもの』~岩上安身によるマリー=モニク・ロバン監督インタビュー https://iwj.co.jp/wj/open/archives/17982 … @iwakamiyasumi
自由貿易が農業に適用されるのは食の安全が奪われることになる。多国籍企業の利益にしかならない。
https://twitter.com/55kurosuke/status/1031023435214860288