原子力規制委員会の田中俊一委員長は8月6日(水)、原子力規制庁で定例会見を行なった。
(IWJ・松井信篤)
原子力規制委員会の田中俊一委員長は8月6日(水)、原子力規制庁で定例会見を行なった。
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配管トレンチ内の汚染水除去について、凍結開始から3ヶ月経過してもなお、凍結していない問題が起きている。
田中委員長は、「規制委員会が凍結での効果が上がらないことにストップをかける権限はない」と述べた。凍結という方法が上手く行かない場合、別の方法を選択するタイミングについては、「よくわからない」と明言を避けた。事業者が他の方法で汚染水除去を考えているかについては、「何も聞いていない」と答えるに留まった。
配管トレンチ内汚染水除去の優先度が高いと田中委員長は言う。やるべきこととしては、「隔離、取り出し、塞ぐこと」を挙げている。
汚染水タンクの脆弱性に関しては、2015年3月までにALPS(汚染水浄化装置)で処理することになっている。4号機からの使用済み核燃料の取り出しについては、今年中に完了する予定だ。
3号機からの取り出しについては、年内は難しいが、4号機同様に建屋が痛んでいるため、早急の対処が必要とされている。1、2号機については、建物自体はそれほど傷んでなく、使用済み核燃料の冷却期間も長くて量も少ないことから、それほど心配していないという。
現状では、ALPSは4核種が除去できていない状態だ。これについて田中委員長は、「今の状態でもケタ違いにリスクは下がる」との見解を述べた。排出基準に達していない状態でも、ストロンチウムなどが除去できているからであるという。2016年3月までに汚染水処理を完了するという目標は変わっていない。
また「死んだ魚の眼」で、うわ言のようにボソボソと無責任な発言を…
原子力規制委員会はまともに機能していない。