安倍政権による集団的自衛権行使容認の閣議決定を受け、7月5日(土)、新宿で「ファシズム許すな! 安倍政権打倒デモ@新宿」と題したドラムデモが行われた。閣議決定から初めての週末を迎えたこの日、集合場所の花園西公園は多くの参加者であふれかえった。
(IWJ・原佑介)
安倍政権による集団的自衛権行使容認の閣議決定を受け、7月5日(土)、新宿で「ファシズム許すな! 安倍政権打倒デモ@新宿」と題したドラムデモが行われた。閣議決定から初めての週末を迎えたこの日、集合場所の花園西公園は多くの参加者であふれかえった。
■ハイライト
公園には、参加者としてデモの出発を待つ日本共産党・吉良よし子参議院議員の姿もあった。デモ出発前、吉良議員は、IWJのインタビューに「(今回の閣議決定は)絶対に許せないですよね。『違憲内閣』と言ってもいいくらいの閣議決定だと思います」と述べ、安倍政権の姿勢を改めて批判し、次のように語った。
「国民的議論をまともにやらず、内閣、与党内の話し合いだけで憲法の中身を壊してしまうような閣議決定だったということが許せませんし、閣議決定によって犠牲になるのが若者だ、ということも許せないですよね。この国の未来を考えているとは到底思えない」
裏表に「まぢ あべ やめろ」「独裁やめろ」と書かれたプラカードを掲げてデモ行進をしていた女性は、「今すぐ、とにかく安倍晋三内閣総理大臣に辞めていただくのが日本のためであり、世界のためであり、若い人たちのためであるということです」と、デモに参加した理由を説明した。
具体的に安倍総理の何がそこまで気に食わないのか。女性は、「全てだめ。解釈改憲は独裁だと思っています。彼は国民のことなど何一つ考えていません。戦争の話もそうですが、そこに至る道筋で、すでに民主主義を破壊しています。そのすべてに腹が立って、もう許せません」と強い憤りを口にした。
デモ隊は、ドラムのリズムに合わせて「安倍は辞めろ」「ファシスト失せろ」「憲法守れ」「勝手に決めるな」と短いシュプレヒコールを連呼して新宿駅周辺を練り歩いた。沿道の反応は温かく、デモ隊に向けて手を振る歩行者、リズムに合わせて手をたたく信号待ちの市民などが至るところで見受けられた。飛び入り参加する歩行者も少なくなかった。
「ダンス甲子園」の予選のために友達と3人で新宿に来ていたという高校1年生の少年は、偶然、信号待ちの間にドラムデモ隊に出くわし、急遽、飛び入り参加した。
(…会員ページにつづく)
5:40位にラッパーECDさんがデモ列に誘った高校生たち。ダンス甲子園に参加しにきたと。「あべウザいス」「あべが戦争行けって感じス」とインタビューに答える。
安部お前が戦争へ行け!