本日の安倍総理の記者会見、安保法制懇の報告書を受け、集団的自衛権行使容認を発表すると思われるが、この流れを深刻に懸念していた官僚もいる。お名前は出せない。官庁名も伏せておく。現役のキャリアである。昨年末、秘密保護法が可決される直前の抗議行動に参加した。人生初のデモ体験だった。
国会前や官邸前、あるいは各省庁前でいくら反対の声をあげても、まったく政治家や官僚にはこたえない。官僚たちは日本が民主主義国だと思ってもいない」とその人物は言った。
では、なぜ、有効ではないとわかっていても、抗議行動に参加したのか?
「いてもたってもいられなかったから」と。
結果として、このキャリアの危機感は的中した。秘密保護法可決からわずか半年で、安倍政権は解釈改憲に踏み込もうとしている。同省内ではかなりハイクラスのポジションにあるが、それでも上の上がいる。意見具申しても聞き入れられる状況にない、という。
「うちの上層部はもう、戦争を覚悟しており、その方向へ進もうとしている」。
なぜ?という問いに即座に「一部の人は、儲かるから」。戦争は一部の人間にとってはビジネスなのだ。
「この秘密保護法を突破されたら、一気呵成に憲法改正、そして集団的自衛権行使まで突き進む。そうなったら間違いなく戦争になる。省内を見ても、他省を見ても、自分のように懸念している人間はたくさんいる。でも、上の方は戦争の方向へ進む気でいる。食い止めるにはここしかない」と、昨年末の時点で、このキャリアはそう断言していた。
「日本の財政はもうこんなに悪化している。戦争でもやって儲けるしかないと、本気で思っている」。
つまり官界のトップも、財界、大資本家の意を受けている、ということだ。
2008年のリーマンショック以後、ノーベル経済学賞のポール・クルーグマンが言った言葉が忘れられない。
「この大不況を乗り切るためには惑星一個分の新たな輸出市場か、第三次世界大戦が必要だ」。クルーグマン一流の冗談かと思っていたら、日本も世界も、着々とそちらの方向に進みつつある。
でも、かつて日本は戦争して、初戦の戦闘は勝ったが、資源もなく、結局は負けた。今の支配層に勝算はあるのか?
「そんなこと考えているわけないでしょう」。
開戦までは考える、その先は何も考えていない。昔と何も変わらない。
「米国からも、おかしい、やり過ぎだと散々、日本政府に信号を送られて来ている。にもかかわらず安倍政権も、それを支える日本政府も暴走している。秘密保護法、そして解釈改憲となったら、もう自分はキャリアを捨てて外国へ逃げる」。
日本を捨てて逃げる、というこの言葉は、身軽な若者が吐き捨てた言葉ではない。50代の働き盛り、現役キャリア官僚の言葉なのだ。
先日来日した米国防総省元高官モートン・ハルペリン氏は、「日本の秘密保護法は21世紀の民主的政府による最悪の悪法だ」と喝破した。
同時に、集団的自衛権を行使するなら、その前提として、1.憲法を明文改憲はしない、2.歴史認識の修正は行わない(侵略したアジア諸国へ謝罪と反省を示す)、3.核武装はしない、核燃サイクルもやめよ、という3つの条件をあげた。
1は、当面その可能性は遠のいたように見える。2については、安倍政権は事実上、拒否している。3つ目は、原発を「重要なベースロード電源」と位置づけ、再稼働させようと虎視眈々と狙っており、核燃サイクルをやめる気配などまったく見えない。
日本は核武装の底意を秘めながら、原発を抱えたまま、戦争へ向かおうとしている。昨年から声を枯らして訴え続けてきたことが、現実になりつつある。
昨年末、IWJが主催したシンポジウム「饗宴Ⅳ」のテーマは、「前夜〜取り返しのつかない軍事属国化と経済植民地に抗うために」というものだった。これを書き改める必要は、今ふり返ってもまったくない。(岩上安身)
【饗宴ⅣのDVDはこちら】
米軍の戦術は過剰殺戮を持ちいる.南北戦争の昔から変わらず,山本五十六が恐れた戦争思考である.味方の死傷に手厚く敵の死傷には疎であり,アフガニスタン,イラクにおいても同じである.
わが国は過剰殺戮の記憶もまだあり,現在殺人件数は減少傾向にある.
その日本が集団的自衛権のもと,米軍の過剰殺戮に加担するのであろうか.相当な戦争指導遂行責任能力である.
米軍と報道管制でごまかすつもりであろうが,かつての日中戦争のように,底にある加害性が引っ張り出されると厄介なことになる.
集団的自衛権については反対である.
安倍政権のような危険な指導者が政権中枢にとどまらぬ「解釈改憲防止法」の法成立が必要である.
これでも ↓ 人ごとで自分や子どもたちには関係ないと言えるのだろうか?
官邸前抗議行動に加わった現役キャリア官僚の危機感「日本は戦争へ向かう。自分は日本から逃げる」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/140101 …
日本は戦争に向かっている。
僕は戦争に反対している。
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本当に怖いよ~!!みんな怖くないの???【岩上安身のツイ録】官邸前抗議行動に加わった現役キャリア官僚の危機感「日本は戦争へ向かう。自分は日本から逃げる」 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/140101 …
んなわけない、と思っている人に一度は目を通してほしい記事。
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ほらね、やっぱり。
「日本は戦争へ向かう。自分は日本から逃げる」
晋三君に戦争とは何かを身をもって教えてやれ。自分が殴られない限り痛さは分からん!
国民不在の日本政府。もう国民一人一人が自覚せねば!
なぜ?という問いに即座に「一部の人は儲かるから」。戦争は一部の人間にとってはビジネスなのだ。
戦争も原発も一部の人の利権の為!★上層部は戦争へ進もうとしている。理由は一部の人の儲けの為。
力技で押し通した挙句、意気揚々と会見に臨む首相を見て、安保条約締結時の騒動の記憶がよみがえりました。
国会周辺は群衆に取り巻かれ、死者まで出して、岸首相は総辞職しました。
子供だった私は、事の次第もわからず、配達された新聞をむさぼるように読んだものでした。
あの頃は、マスコミも逐一報道していました(と思うけれど)
安倍さんの心情を忖度すれば、己の信条に従って信念を貫き通した祖父はヒーローなのでしょうね。
今回、国会周辺で多数の国民が、異議を唱え自分を非難しているという状況は安倍さんにとって望むところなのでしょう。
国民が騒げば騒ぐほど、彼の自尊心は満たされ高揚感に包まれる。
小さな声で、馬鹿に付ける薬はない。
とはいえ、被害は空から降ってくる。
「日本の財政はもうこんなに悪化している。戦争でもやって儲けるしかないと、本気で思っている」
日本の財政はもうこんなに悪化している。(政財官界は)戦争でもやって儲けるしかないと、本気で思っている」。
「上層部はもう戦争を覚悟しており、その方向へ進もうとしている」国民よ、いい加減目を覚ませ!
えぇぇ。。
【岩上安身のツイ録】官邸前抗議行動に加わった現役キャリア官僚の危機感「日本は戦争へ向かう。自分は日本から逃げる」
やっぱり現実味を帯びてきたな・・・
孫崎享「小説外務省」を想起・・。
これも「現場」の声。この国がどれほど危機的な状況か、今一度読み直して欲しい。
うちの上層部はもう、戦争を覚悟して「戦争は一部の人間にとってはビジネス」ぞぞっ
「お上意識」が消滅するまで日本は民主主義国になれない
初めて読んだけど、これ必読。さっきも70代の隣人と「USがイスラエル支持止めないのは軍需産業の保護よねえ」とおしゃべりしたところ。
俺も、もうこの国は戦争をやる気だとしか思えない。
ハイクラス官僚の上層部って事は事務次官とか…しかも推進派?!
朝から読んでぞっとしました。
集団的自衛権行使で本当に戦争になるの?と疑ってる人には是非読んで欲しい内容
日本の財政はもうこんなに悪化している。戦争でもやって儲けるしかないと本気で思っている
今、安倍や自民党の本当の狙いが明らかになり国民が反発を強めているが、この現実に至るまでの伏線も検証していたほうがいいと思う。その伏線の始まりは生活保護たたきから始まる。国民にとって楽しい弱い者いじめを国自ら率先して許可して昔のローマのコロッセウムで奴隷がライオンに無残に食い殺される様に国民が熱狂、狂喜したように弱者をいたぶる快感を国民に教え、与えた。それにナチ旗、旭日旗を振って凱旋するような阿呆どもに煽られた一部の国民が同調したのを見て安倍はいけると思ったのだ。奴らの理想とする世界は自分たち藩閥特権階級が国民の命を一銭五厘のはがき一枚でもてあそべた70年前に戻すことだ。国賊安倍や自民党の野望をくじくためには表面の安保法案だけではなく、主権者である国民が主人であり、特別とはいえただの公務員である総理大臣、国会議員はその奉仕者に過ぎないことを骨身に思い知らせること。
生活保護受給者であれそれが国民である以上は自分たちより上の存在であることを思い知らせることである。国民が同じ国民である受給者を下に見て差別することはナチスに反抗した聖職者が言うように、政府が生活保護自給者を迫害したときに何も言わなかった。自分は受給者ではなかったから。そして自分の番が来たとき誰もいなかった。ということになる。