岩上安身によるインタビュー 第64回 ゲスト 亀井静香国民新党代表 2010.11.9

記事公開日:2010.11.9取材地: テキスト動画独自
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(IWJテキストスタッフ・関根かんじ)

 2010年11月9日(火)、岩上安身が、東京都千代田区の砂防会館内、国民新党本部で、2009年政権交代後の鳩山内閣において金融・郵政改革担当大臣を務めた国民新党代表の亀井静香氏にインタビューを行った。

 インタビューでは、政権与党として国民新党の方針、民主党の問題点、日本の政治のおかれた現状と問題、TPPをはじめとした連立与党の外交姿勢、政局などについて、話をうかがった。

 インタビュー冒頭、岩上が「この数ヶ月の政局の流れと外交に関して。鳩山政権から、菅政権になり、代表は、金融、郵政担当大臣を辞任、民主党を距離をとったように思える」と口火を切り、心境を聞いた。

 亀井代表は「民主党執行部は、国民新党との文書までにした約束を破った。連立解消も考えたが、小泉郵政改革から始まった日本の破壊を止めるためには、政権与党内にいないと達成できない、という思いから、腹が立つが、連立を維持。しかし、自分はそういう総理の下で大臣を、やるつもりはなかった」と答えた。

 続けて、「あのときの国会で、郵政改革法案は通ったはずだ。支持率が菅総理になって、急に上がった。それで、支持率の高いうちに選挙だ、と強行したら、あのざまだ。先日も、仙石官房長官に、このままでは菅政権はメルトダウンするよ、と忠告した。でも何もしない。こういう政権だから、アメリカからもしかり、中国からも足元を見られる」などと語った。

 岩上が、夏の参院選について訊いた。

 亀井代表は「いかれた国民だからどうしようもない。マスコミに左右されてすぐ変節する」。それに続けて、岩上は、国民新党の得票数が、かなり少なかったと言葉を続けると、亀井代表が「今の国民は、自分のことしか考えない。人も国家も考えない人たちが、増えた日本で、国民新党が選挙で勝てる、とは思っていなかった。支持されないとわかっていても、訴えていかなくては、いけなかった」と当時の気持ちを振り返った。

 岩上が「09年政権交代がおこり、それまでの小泉竹中路線が終わって、国民の生活が第一の政権が誕生したはずだった。日本には富はある。しかし、その分配がおかしい。国富が、個人に還元されず、大企業、外資企業に、吸いとられるばかり。そういった新自由主義的なあり方を変える、ということだった」と言うと、亀井代表が「うたい文句ばかり。今、起きていることは、小泉政権と同じ道を歩もうとしている。TPPへの反応もしかり。参院選の大敗について反省もない。政権を取ったからってすぐには、政策は実現できない。慣らし運転も必要、準備期間もいる」と応じた。

 岩上は「09年マニフェストと10年の参院選マニフェストとは、ガラっと中身が変わっていた。国民の失望を得て、大敗した。なにか2つの政党があるような感がある」と感想を述べ、亀井代表に意見を訊いた。

 「問題は、党としての政権として、何をするのか、目ざすのか、というところが抜けている。まして党の綱領すらない。小泉政権に、アンチテーゼを掲げたのか、それとも国民の将来的な展望を目ざしているのか。民主党もまだしっかり固まっていないうちに政権をとってしまったのかもしれない」などと語った。

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