山本太郎参院議員の立ち上げた「新党ひとりひとり」から衆院鹿児島2区補欠選挙に立候補した有川美子候補に、IWJは投開票日(4月27日)を直前に控えた24日、単独インタビューを行った。
どのような思いで立候補したのか、また原発、TPP、増税問題、さらには日本の戦争参加に突き進む安倍政権について、有川候補はどのように考えているのか。以下、インタビューの模様を一問一答形式でお伝えする。
(IWJ・原佑介)
山本太郎参院議員の立ち上げた「新党ひとりひとり」から衆院鹿児島2区補欠選挙に立候補した有川美子候補に、IWJは投開票日(4月27日)を直前に控えた24日、単独インタビューを行った。
どのような思いで立候補したのか、また原発、TPP、増税問題、さらには日本の戦争参加に突き進む安倍政権について、有川候補はどのように考えているのか。以下、インタビューの模様を一問一答形式でお伝えする。
記事目次
■ハイライト動画
――まず、今回鹿児島2区補選に立候補した経緯、きっかけ、動機について、これまでどのような社会的関心を持ってきたのか、どのような目で日本の政治情勢を眺めていたのかも含めて教えてください。
「正直、20代の頃にしっかりと政治に関心があったわけではないんです。投票は行っていましたが、自分の1票の大切さがわかっていなかったし、友だちに、『誰に入れても変わらないんだから投票なんて行かなくてもいいんだよ』と言われて、『なるほど』と思った時期もありました。後悔しています。一票は重いし、もっと考えて投票していればよかったという反省の上に、今、立っています。
今回の立候補は誰にも相談しませんでした。私は福島事故以前から、鹿児島県に川内原発があることは不思議に思っていました。原発に対してもともと疑問に思っていたので、(5年前に)鹿児島に帰ってきてから原発の見学に行き、反対運動にも参加していました。今年の3月16日、『脱原発1万人集会』があって、6千?7千人が集まったんです。私は集会の司会を務めていたのですが、そこでゲストの山本太郎さんがマイクを握って、『今度の鹿児島2区の選挙で候補者を立てたい』と言った。理由は、『他の候補者は原発を本当に止める気があるのか』とのことでした。
山本太郎さんが公募するということで、私も候補者を探していたのですが、立候補してほしかった仲間が、立候補できない、ということになり、応募しようと決めました。
一点だけ悩んだのは、私が当時、認知症対応型グループホームで主任として働いていたことです。私がシフトから抜けることで、夜勤も誰かに変わってもらわなければいけない。
上司にだけは言いました。『応募したのでもしかすると選ばれるかもしれない』と。そして上司、病院の事務長と話し、「前例はないが、応援する。ここで一回、退職をしよう」言ってもらい、立候補が決まりました。
立候補した動機の一つは、原発を止めたいということ。また、福祉現場で、『どうしてこんなことになっているのか』と行政についても考えきたことです。身体の弱い人や高齢者には手厚くしなければいけないのに、年金も下げて、生活保護受給も下げて、生活保護にしても、どうしても病気だからもらわなければいけない人がいるのに、『不正受給している人ばかり』みたいな報道に憤りを覚えていて。『社会を変えるためには政治が必要だ』という気持ちが喉元まで出ていたときに、公募の話が出たんです。だから、タイミングです。原発を止められるのであれば、市議選でも県議選でもいいんです」
――今回の選挙は徳田毅議員の辞任を発端にはじまった選挙であり、増税後、初の選挙でもあります。そうしたことからも、安倍・自民党に対する『信任選挙』とも呼ばれています。そんな中、今回の選挙を、ありかわさんはどのように位置づけていますか? 市民は、どのように一票を投じる先を選ぶべきだと思いますか?
「徳田議員の辞職は、ルール違反をしたので償うことが大事ですが、正直、そうした『政治とカネ』の問題は今までもあったんじゃないかと思うんです。『保徳戦争※』といわれた時代にあったんじゃないかと思うんです。それがなくなったわけじゃない。全国にもあると思うし。
『政治とカネ』の問題というのは、私は違う、争点をぼかしているだけだと思うんです。まず、安倍政権が増税しました。これが一点、そして川内原発が先陣を切って、この夏にも再稼働しようと進んでいること。こうした大きな争点があります。TPPの問題も今交渉中で、集団的自衛権、そして秘密保護法も。『安倍政権の暴走』という意味で争点は繋がっています。『政治とカネ』というのは、これをごまかそうとするための目眩ましをされているような状態なのではないでしょうか」
※1980年代の、鹿児島県奄美地方の衆議院議員総選挙で保岡興治と徳田虎雄の間で展開された選挙抗争のこと。金権選挙の象徴と言われている。
――選挙活動を始めて、多くの地元住民と意見交換をしたかと思うが、その中で寄せられた声はどのようなものがありましたか? 岩上安身によるインタビューの中で、山本太郎議員が、『街頭で市民のみなさんにアイサツに回っているときも、一人ひとりと話しすぎてしまう』とおっしゃっていましたが。
「ある時、山本太郎さんに『選挙戦でつらいことはないか?』と聞かれました。特にないんですが、一つだけあるんです。『話を聞いてほしい』と言って手を握ってくださる方の話をじっくり聞けないことです。
沢山の人に会ったほうがいいのはもちろんわかるけど、涙ながらに訴えてくる人もいるんです。今日も、お年寄りの方が、『年金が下がっている』と言ってこられました。年金の支給は2ヶ月に一回ですよね。支給された月はいいが、次の月はギリギリ。食べ物を削ったりするしかない。『下げられたのが本当に困っているし、それなのに消費税が上げられて、どうしたらいいかわからない』とおっしゃっていました。そうやって苦しんだり、困っている人の声を聞かなければ政治にも反映できません。
奄美群島は島ごとに違う事情を抱えています。どこも超高齢化社会に片足を突っ込んでいる状態ですが、例えば私が第一声をあげた与路島。与路島には数十人しか住民がいませんが、とても美しい島なんですね。週に2日、隣の少し大きめの『加計呂麻島(かけろまじま)』という島からヘルパーや介護士が通うのですが、海がしけたりや大雨が降れば、船も出ません。元気なうちはいいが、『歩けなくなった』、『病気になった』、そうなれば島を出ないと過ごせないんです。いつまでも島で暮らしたいが、それができなかったりする。奄美大島は大きいので、観光だったり、(TPPで)サトウキビの問題が出てきます。大きく言えば『高齢化』、『TPP』は共通していますが、逆に小さい島が多いからこそ、島ごとにそれぞれ違います。
そうした声は足で歩いて聞くしかない、と感じて奄美群島から帰ってきました。一時的な交付金がくるのはもちろんいいけど、本当に島民の皆さんが望んでいるのはそういうことなのか。予算の使い道を各自治体が決めてくれればいいけど、今までだと、大きい道路やトンネル工事など、ハード面にばかり行ってきたので心配です。小さくても、暮らしがよくなる方向にきちんと使われなければいけません。
――では政策についてお聞きしていきたいと思います。鹿児島県、また日本の介護・福祉政策の問題点と、今後、どうそれを改善していくべきか。これまでの介護福祉士としての経験を交えながら、お考えを聞きたいと思います。
「介護福祉分野は、これからお年寄りが増えるので、その分、需要が増えます。私は『経済成長の柱になる』と訴えていますが、そのためにも、人材の確保と若手の育成を急ピッチでやらなければいけません。お金があっても入る施設がない、介護する人が育っていない、というのであれば、今でさえ老々介護と言われているのに、これから大変な時代が来る、と危機感を覚えています。
介護福祉士の専門性も、もっと高めなければいけません。社会的地位も給料も低く、医療と介護福祉分野には差があります。この分野全体を上げなければならない。国が本気でこの分野に税金を投入し、デンマークやドイツから学ばなければいけない。
デンマークは、簡単にいえば、自分の父が要介護になったら、子どもではなく、国がきちっと面倒を見てくれることになっているんです。支援体制が整っていて、国が面倒を見て、介護福祉士の勉強期間も長く、専門性も高い。日本では、例えば両親が鹿児島の田舎で介護が必要になったら、息子が東京から早期退職して介護のために戻ってくるということもたくさんあります。
実は、介護に対する支援は民主党政権のもとであったんです。介護する人に向けて、給料を月額15000円増やせ、と。実際に増えました。しかし、簡単にそれぞれの手元にきているわけでなく、グループや病院などの事業者に扱いが任せられていたので、全員が一律に15000円ベースアップしたわけではありませんでした」
――鹿児島は農業県であり、またサトウキビ栽培が盛んな奄美大島を抱えるということで、今後のTPP交渉が大きく生活に影響してくると思います。このTPPについての考えをお聞きかせください。また、地元住民のTPPへの不安の声はあるでしょうか?
「日本は今からでも勇気を持ってTPP交渉から離脱しなければいけないと思う。農業、漁業、畜産業が壊滅状態なることが見えているのでJAさんも反対しています。(コメ、麦、牛肉・豚肉、乳製品、サトウキビなど甘味資源作物)5品目も、守れるとは信じられません。
農業に関わっていない一般の人は(TPPは)自分とは関係ないと思うかもしれないが、そうではない。介護福祉士でも、海外からもっと低賃金でき働ける人が入ってきて、今の時点でも満足な給料ではないのに、事業者が、人件費を削減できる外国の人を使いたがるのは目に見えています。
また、『軽自動車が安すぎて米国の車が売れない』と言われれば自動車産業にも影響が出てくるし、医療・保険も、米国のような保険になれば、例えば病気になった時に、民間の保険に入っていなければ大きな病気になったときに病院にもいけず、命を落とす未来が目に見えている。国益がありません。
指宿で、30代くらいの農家の男性が、『TPP交渉に参加した時点で諦めた』とおっしゃっていました。『5品目なんて守れるはずがない』と。私は『諦められないから反対して、立候補している。諦めたらだめじゃない?」と話しかけましたが、『政治家はいいことをいう。自民党はTPP断固反対といっていたので、その時は信じたけど、結局は違った』と言っていました。それでも『民意はTPPに反対だ』ということは伝えなきゃいけないし、それをあらわすのが『鹿児島2区の選挙だ』と話しました。
――川内原発の問題も、住民にとって不安要素だと思います。原発から800m横には活断層があるとも言われていますし、先日は火山の影響評価を慎重にすべきだ、と原子力規制委員会の島崎邦彦さんも指摘されていました。川内原発について、また日本の原発政策について、ありかわさんのお考えをお聞きしたいと思います。
「原発が日本にできた当初、国民に言ったことが、『核の平和利用』でしたが、平和利用なんてできるわけがないですよね。核を持つということですから。3年前の福島第一原発事故時、私は30代でした原発に興味がなかったり、電気を好きなだけ使っていた世代の考えが、根底から覆されたと考えています。
私が中学生の時、チェルノブイリの事故がありました。ニュースをみていた親が、『大変ことをソ連がした。日本にも影響が出るじゃないか』と言っていたし、学校の先生は、『牛乳は飲むな、雨に打たれるな』と言っていた。ニュースの映像も覚えています。
今、まさに日本が原発の事故起こして、たくさんの人が被曝しました。それでも原発を持たなければいけないという理由が、根本的にわからない。3年経っても避難所生活の人もいるし、私の友だちには、関東から鹿児島にきた避難者がいっぱいいます。子どもがいる人ばかりでなく、独身の人もです。『勇気が必要だったが、本当に怖かった、目に見えない放射能から逃げてきた』と。そういう方たちの声をまったく無視した状態で、原発を海外に売ろうとしたり、電気が足りているのに再稼働させたり。
自分の利権のために人の命を蔑ろにしようとしているとしか思えない。だから私は強く反対しているし、800mのところに活断層や破砕帯がある事実を、九州電力は重く受け止めて欲しい。桜島は年間1000回爆発しています。みんな、心の中では「そろそろ大きな噴火が来るんじゃないか」思っている。原発と結びつけている人、いない人がいますが、私は怖いです。原発を動かすなどとんでもない。即廃炉を決めるべきです」
――消費税増税についても反対されていますよね。来年の10月には10%になるようですが、すでに今月から8%に増税してしまいました。それに対して、国会議員として、どうアプローチして反対していくつもりなのでしょうか。具体的な方法を教えていただきたいと思います。
「まずは食料品などの生活必需品を非課税にすることです。私はホームレスの炊き出しボランティアもしてきました。路上で寝泊まりされている方はもちろん、生活保護をもらって職探ししている人もいましたが、色んな方を見てきた中で、ギリギリでやっている人にとって、今回の増税は本当に影響が大きい。選挙で回っている中で、生活保護をもらっている方が、『食べていけないよ!』と叫びました。心の叫びだと思う。
食料だけでも非課税にすれば、ぜんぜん違います。食べ物は買わざるを得ない世の中です。本当にギリギリの人は死活問題、命に関わる。ご飯が食べられないと人の心もやっぱり弱いものになっていくし、前に消費税が5%に上がったときも、翌年から自殺者が3万人に上がりました。これを国は強く、深く受け止めてくれないと、来年が怖いと私は思います。少しずつ生活が苦しくなって、最後は死を選ぶ人が増えるのではないか。そう心配しています」
――昨年末の臨時国会で可決した『日本版NSC』、『特定秘密保護法』。安倍政権は、戦争を想定した法整備に邁進しています。今も安保法制懇で集団的自衛権の行使を認める方向で議論し、調整していますが、有川候補は、秘密保護法や集団的自衛権の行使に対しても反対していらっしゃいます。こうした現政権の動きに対して、どのようにお考えなのでしょうか?
「今おっしゃられたように、戦争ができるように準備が進められているわけですよね。秘密保護法についても、今まで日本では、自衛隊などで秘密漏洩事件があっても、実刑にはなっていません。でもアメリカの法律、罰則が適用されるわけだから、これからは10年という単位で懲役になってしまうという厳罰化がなされました。そんなことをしなくても秘密は守られていくだろうし、集団的自衛権の行使容認や原発、消費増税も全部含めて、安倍政権が国民を一人の人間としてみていない証拠だと思うんです。
『もの』であって、『人』じゃないんだと思います。だから簡単に戦争する国にしようとしている。安倍さんの個人的なことはわかりませんが、戦争したいという人たちはいると思う。軍需産業もあるし、それで儲かる人もいる。その人たちは敗戦で苦しんだ人たちのことを知らないのだと思います。
私も知らないけど話は聞いていて、シベリアに抑留された80代の知り合いのご婦人は、『満州からの引き上げ船の中でも、何人もの人が死んでいって、その亡骸を海に流してきた』という体験を話してくれました。私は戦争というものを知らずに育ってきて、幸せなんです。みんな『平和がいい』って言いますが、この『平和』とはなにか、考え、国がしっかり保つことが大事です。
集団的自衛権行使は、イコール『武力行使』。自衛隊がまず命の危機にさらされる。海外で戦争になったときに、これだけ原発が会って、日本に攻撃がこないことはありえないでしょう。『世界の最低ラインとして原発は狙わない』と主張する人もいますが、私はそうは思いません。必ず原発を狙ってくる。そんな危険なものを持ちながら、こんな危険な動きがある。止めて行きたいです。
――どのように止めていきますか?
「まず秘密保護法を廃案にする方法ですね。これについては、まずこの鹿児島二区できちっと訴えています。『秘密保護法も、集団的自衛権講師も認められない』という私が、この鹿児島2区で勝つことが第一歩。自民党さんが公認している候補者、他の政党候補者たちと一番違うところの一つでもあります。私が勝つことが大きな一歩になると思います」
――HPを見ると、TPP、増税、原発、集団的自衛権、秘密保護法などに「反対」されていることはわかるのですが、では、「何に賛成し、何を積極的に進めていくか」ということがいまいちわかりません。議員として国政に関わる上で、どういう国作りを目指していきたいのか、ヴィジョンを具体的に教えて下さい。
「私は、経済的に弱い立場の方と、社会的、地理的に不利な条件にある人に光を当てたいと申し上げています。
この選挙戦で、私の政策は『命の問題』だと訴えています。どんな状態で生まれようと、健康だろうとハンディがあろうと、全員が最低限の文化的な生活をしなければならない、憲法で定めてあるんだと。障害を持ったお子さんのお母さんから結構声をかけていただくんです。『離島では支援の学校がないから作ってほしい』とか。
女性は、産んだ子どもにハンディがあると、自分を攻めてしまうものなんです。この子が大人になったらどうしよう、どういうふうに生きていくんだろうという不安があるんです。介護福祉でも、子どもたちの介護もあります。障害をもった子どもたちの学校が離島にあるようにしていきたい。徳之島にはないので、そこは支援できるように。日本で困っているところがあれば、きちっと応援ができる、『鹿児島の福祉のお母さんになりたい』と私は言っていますが、国会議員になることで、『日本全体の福祉のお母さん』として走り回れる状態にしたい。
私は、障害を持った甥っ子の看病をしていたので、教育を変えてほしいと思うことがあります。自閉症の子をかかえている友だちが何人かいます。小学校に上がる段階で『どうしようか』という話になります。どっちも自由に選べればいいと思うんです。普通の学級に入れてみるのか、支援のほうにするのか。親がしっかり判断して選べたらいい。みんなと同じ学級に入って、難しいかな、って思ったら変えればいい。
甥っ子のために、妹と、車いすを二台購入しようと話したことがありました。一つは自宅用に使う、電動のです。右しか手が動かなかったので。
彼の補助になればと考えて役場に相談に行った時に、役場から教育委員会に電話がいって、教育委員会の方からこちらに電話がきました。『市では電動車いすは例がないので使えません』と。私たち妹家族は電動車いすで小学校に行かせてくれなんて言っていません。最初から選ぶ権利がなく、やめてくれというのは、やはり教育現場もおかしい。どういう状態であろうと、子どもが6歳になって小学校に上がるというときには、選べる社会になってほしい」
――ありがとうございました。有川候補が社会福祉士になったことや、今回立候補したことには、甥っ子さんの介護、という経験が影響しているのでしょうか?
「甥っ子が10歳で倒れ、それから1年3ヶ月後に亡くなるまでずっとそばにいました。それをきっかけに鹿児島に帰ってきたんです。医者からは余命1年と言われ、覚悟を決めていました。ご飯も食べられず、それでも学校にいきたいと、リハビリも頑張っていて。子どもたちが苦しんでいる姿も見ているので、影響がありますね。だから介護福祉士に辿り着いたので。現場で、命を預かる仕事に就きたいとうのは甥っ子の経験からです。
私は綺麗事ばかり言っているように思われるかもしれませんが、それしかないのです。命はみんなが平等に持っていて、いつかは手放して別れなければいけないものじゃないですか。でも、それまではどんなにしんどくて、苦しくても、生きていかなければいけない。
ある人に言われました。『あなたの思っていることが綺麗なことであれば、心の鏡が社会なんだから、社会がおかしいと思うのであれば、あなたの努力が足りない』と。そのとおりだと思いました。だから私は行動する。私の心を社会に映す手段の一つなので。だから今回、立候補というふうになっているんです」
※ IWJでは、大手メディアではあまり報道されないこの鹿児島2区補選について、現地住民の生の声や、鹿児島が抱える様々な問題を、密着して伝えています。また今回出馬した候補全員を、可能な限り取材し、その訴えや考えを、公職選挙法で定められている範囲でなんとか報道していきたいと考えています。IWJのこうした取材は市民の皆さまのご支援、ご声援で成り立っています。ぜひ、会員登録やご寄付によって、今後もIWJを支えていただければ幸いです。
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すばらしいインタビューでした。有川美子さん、原佑介さん、ありがとうございました。日本の未来にも希望が出てきたと、なぐさめられました。
現政権が次々に打ち出してくる政策のあまりのひどさ馬鹿馬鹿しさに呆れるばかりの1年4ヶ月でした。そしてもっと救いがないと見えたのは、「何も見たくない。」「何も聞きたくない。」「何も言いたくないし行動もしたくない。」人達が大多数を占めているらしいことでした。それだけでなく、有川美子さんや山本太郎さんのような「発言をし行動を起こす人」の口を塞ごうとする周囲の人間が非常に多いという事実があります。
「もう何をやってもだめではないか?」と絶望しかかっているときに、彗星のごとく現れてくれた有川美子さん、是非とも当選して日本を軌道修正してください。