先進国日本の異常な奨学金制度に抗議「これは借金だ」 学生らが文科省に給付型奨学金の設置を要望 2014.3.27

記事公開日:2014.3.27取材地: テキスト動画
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(IWJ・石川優)

 「学費が高すぎて進学できない」「奨学金は借金だ」ー。

 3月27日(木)15時半から「全国学費奨学金問題対策委員会」主催による文科省への要望書提出と抗議行動がおこなわれた。

 経済的理由などから、修学困難とされる学生を援助する目的して運用されてきた奨学金制度が、昨今、多くの学生に多大な負担となり、大きな社会問題になりつつある。不景気のため、大学を卒業しても就職先が見つからず、奨学金の返済が困難となるケースも珍しくない。中には、年間100万円、4年間で計400万円の「借金」を抱える学生もいる。

■ハイライト

  • 要望書の提出/門前にて抗議行動(学生、奨学金返済で困窮している人などが参加予定)

世界標準の『給付型奨学金』設置などを求めて要望書を提出

 この日、文科省前には、現役の大学生や、この春から大学へ入学予定の高校生、奨学金を抱えたままの研究者らが集まり、文部科学省の高等教育局学生留学生課奨学事業係担当者に、「高等教育にかかる学費を無償化すること」、「世界基準である給付型の奨学金を設置すること」、「日本学生支援機構の行うブラックリスト化に対し、行政指導を行うこと」、の3つの項目を盛り込んだ要望書を提出した

日本の奨学金は学生ローン・借金 海外では給付型が普及 先進国日本の遅れた教育制度

 ほとんどの先進国では、奨学金とは給付型など返済義務のないものを指し、日本や米国のような利子のある奨学金や返済義務の生じるものは、ローンして位置づけられる。

 経済開発機構(OECD)が発表した「図表でみる教育2013年版」ではOECD加盟国の中でも日本は、授業料が高いにも関わらず、特に給付型奨学金制度が充実していないと指摘している。(参考ページ

 抗議参加者らは、「文科省の皆さん、大学の学費高過ぎると思いませんか?」「なぜ若者にこんな高い学費を背負わせるのですか?」「本当の奨学金を用意しろ」と訴えた。

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