猪瀬都知事、法人住民税の一部国税化案で「これ食べちゃうと毒まんじゅうだよ」国の財政規律が緩いと噛み付く 2013.11.15

記事公開日:2013.11.15取材地: 動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJ 石川優)

 「国の事業にはまだまだ見直す事業が多々ある、相当無駄遣いしている」ー。

 2013年11月15日(金)、猪瀬直樹東京都知事は、2013年10月30日(水)に総務省の検討会が発表した地方法人課税のあり方に関する報告書に猛反発し、国の予算執行率がずさんであると批判した。

■全編動画

  • 日時 2013年11月15日(金)
  • 場所 都庁(東京都新宿区)

 地方法人税の一つである「法人事業税」は2008年から一部国税化がされ、政府が次に手を入れようとしているのが「法人住民税」だ。法人住民税とは、企業の事業活動に対してかけられる税金の一つ。

 法人住民税が国税化すると、東京都は税収減が見込まれるため、かねてから国税化に抵抗している。猪瀬知事は、11月1日の定例会見でも、報告書を公表した審議会を「御用審議会」と呼び、怒りを露わにしている。

 猪瀬知事は「まず国は歳出の抑制、規律、財政規律をきちんと持って、3兆円も『不用額』が出ているということについて、まず反省しなければいけない」と、国の財政規律の是正が先決であると強調した。

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です