「市民に判断を委ねるためには、情報発信に工夫を」 〜どんぐりと民主主義 part5 住民投票と住民参加 ~徳島と小平から学ぶ~ 2013.11.9

記事公開日:2013.11.9取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・富山/奥松)

 「運動に必要なことは、哲学と現場を結びつけていくような実戦知とデザイン力である」──。

 2013年11月9日、東京都小平市の中央公民館で「どんぐりと民主主義 part5 住民投票と住民参加 ~徳島と小平から学ぶ~」が行われた。中沢新一氏と國分功一郎氏に、吉野川可動堰住民投票で活動した村上稔氏を加え、2000年の住民投票によって可動堰化計画の中止を導いた、徳島の住民運動について話を聞いた。

記事目次

■ハイライト

  • 内容
  • 報告 水口和恵氏(小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会 共同代表)
  • 鼎談 中沢新一氏(明治大学野生の科学研究所 所長)/村上稔氏(元「第十堰住民投票の会」事務局、元徳島市議)/國分功一郎氏(高崎経済大学 准教授)
  • 話 武田真一郎氏(成蹊大学法科大学院 教授)
  • 質疑応答

住民投票を実施したものの、開票しない小平市

 小平都市計画道路は、50年前に決定された計画で、小平市内を通る約1.4キロの区間について、計画を見直す必要があるかどうか、2013年5月に住民投票が行われた。結果は、投票率が35.17%。小平市は「投票率50%という開票条件に満たなかった」として、開票を行わなかった。

 小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会の共同代表である水口和恵氏は、この活動の経緯と、住民投票の情報公開訴訟を起している現状を報告した。

独善的にならず、市民を信じること

(…会員ページにつづく)

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