「紛争解決に武力を行使しない国は、世界中から賞賛される」 〜憲法を活かし世界に平和を アン・ライトさん(元米国上級外交官、元陸軍大佐)と語る会 2013.10.16

記事公開日:2013.10.16取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・富山/奥松)

 「日本こそ、世界の平和のロールモデルになりうる」──。

 2013年10月16日、京都市中京区のハートピア京都で「憲法を活かし世界に平和を アン・ライトさんと語る会」が行われた。元米陸軍大佐で外交官も務めたアン・ライト氏は、2003年、イラク戦争に反対して抗議の辞任をし、その後、人権擁護、平和運動を続けている。10月13日には、大阪で行われた「9条国際会議」にも出席した。

■ハイライト

  • 歓迎あいさつ 小笠原伸児氏(弁護士、憲法9条京都の会事務局長)、須田稔氏(立命館大学名誉教授)、横笛演奏 湊愛子氏、メッセージ紹介 安斎育郎氏(立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長)
  • 講演 アン・ライト (Ann Wright) 氏(元米国上級外交官、元陸軍大佐)
  • 挨拶 岩佐英夫氏(弁護士)
  • 日時 2013年10月16日(水)
  • 場所 ハートピア京都(京都市中京区)
  • 主催 アン・ライトさんと語ろう会(告知

今、日本国憲法は殺されようとしている

 はじめに歓迎の挨拶を述べた、憲法9条京都の会事務局長の小笠原伸児弁護士は、日本版国家安全保障会議の創設と、特定秘密保護法案制定を急ぐ自民党の姿勢を問題視し、「戦争をすることが可能になる国づくりのために、9条を変えようとする動きには断固として反対し、平和のために闘い続けていく」とした。

 立命館大学名誉教授の須田稔氏は、「日本国憲法が殺されようとしている。今、良心の声を上げる時であり、人間の尊厳のために生きる時である」と述べた。

アメリカが日本に改憲を迫った文書の存在

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