2013年10月4日(金)19時より、東京・国分寺市のカフェスローで安冨歩・東大教授と汐見稔幸・東大名誉教授による対談「『東大話法』に騙されないために」が行われた。
一部のエリートが支配する日本。そのエリートたちはいかにして作られたのか。
10月4日、白梅学園大学学長の汐見稔幸氏が聞き手となり、現職東京大学東洋文化研究所教授である安冨歩氏が、自身の著書をもとに日本の学問・研究に対する課題について語る対談が、国分寺市にあるカフェスローで行われた。
対談の中で安冨氏は、著書にもなっている「合理的な神秘主義」という考え方は「わかる事とわからない事が世界にはある事をまず認めること。わからない事というのは命だと思っている。わかる事は命を破壊するものと考えていて、どういう風にして現代の教育が人間を破壊しているか? というのを科学的に解明できると信じている」と述べた。
対談ではほかに、自身が研究している親鸞やガンジーなどを糸口にこれからの学問、教育について話し合われた。