2012年3月17日(土)福島県郡山市の郡山市男女共同参画センターにて行われた、「ふくしま集団疎開裁判・世界市民法廷<郡山法廷>」の模様。
これは昨年6月25日、郡山の小中学生14人が年間1ミリシーベルト以下の環境での教育を求めて起こした集団疎開裁判を法廷劇として再現したもの。[動画2_ 09:07]
劇中の論点は三点あり、外部被曝、内部被曝、法律論それぞれの論点ごとに法定でのやり取りと陪審員の討議を繰り返し行なっている。裁判内ではチェルノブイリ事故との比較もなされ、参考資料として子供の甲状腺疾病について明らかにした矢ヶ崎克馬 琉球大学名誉教授の証言VTR[27:00]、甲状腺疾病以外の健康障害については松井英介 岐阜県環境医学研究所所長の証言VTRが紹介された。[33:00]
法廷劇の最後に陪審員役の人々が壇上に立ち、「(子供の被曝量を下げるため)部活動が三時間であることも、何もかもが当たり前に馴染んできてしまっている」といった被曝環境下に暮らす苦難を語り、また3.11から1年が経った現在の複雑な胸の内を綴った福島の子供たちの手紙を順番に読み上げた。[01:03:40]
法廷劇終了後は歌手のチグリハーブさんが登場。唄が披露され第一部を終えた。[01:10:02]
第二部は、先の法廷劇を受けての感想と意見をゲストパネラーが述べた。(斎藤貴男氏,西山嘉奈子氏、高橋哲哉氏、おしどりマコ氏、生井兵治氏)
その後は来場者たちを交えて、グループごとの意見交換の場となった。 最後に福島県在住の武藤類子さんが挨拶し、閉会の言葉とした。