2023年1月21日(土)午後2時より、大阪府大阪市の大阪市立中央会館において、「まだ止められる大阪カジノ・路上からの反撃・大阪府民の集い」が行われた。
登壇したのは、フリージャーナリスト・西谷文和氏、「新聞うずみ火」代表・矢野宏氏、日本共産党前参議院議員・辰巳孝太郎氏ら。
始めにこの集いの主催者である大阪大学教授・木戸衛一氏は、ウクライナ侵攻を例に挙げ、「巷では民主主義vs専制主義などと言っているが、日本も参加しているG7でも、建前では民主主義・人権などと言いながら実際はどうか?
日本においては建前ですらない。軍国主義者たちが嬉々として、軍拡路線に突っ込んで行こうとしている。これに対して、特効薬などはないが、皆さんも 自分の足元から 人間の命や尊厳を踏みにじる政治・人間を根っから侮蔑している政治を変えていきたい」と危機感を込めて語った。
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次に登壇した矢野氏は、この大阪カジノ計画は、2009年10月に大阪市内の企業経営者に対して語られた一言「こんな猥雑な街、いやらしい街はない。ここにカジノを持ってきてバクチ打ちを集めたらいい。風俗街やホテル街、全部引き受ける(橋下徹大阪府知事(当時)」から始まったと述べた。
そして、2014年4月に夢洲にIR誘致を決定したところから、時系列に紹介・解説していった。
その中で紹介された金言とも言える一言は、ギャンブル依存症の父親によって、家庭を破壊された経験を持つ、大阪いちょうの会幹事・山口美和子さんによる、「カジノを誘致することは、家庭から金銭を巻き上げて一家離散させる旧統一教会の行為と何ら変わらない」だった。