弁護士と学者による集会で梓澤和幸弁護士が熱弁!「苦労して血と涙を流し、尊敬される弁護士だけが裁判官になるのが『法曹一元化』だ」~4.24 司法はこれでいいのか ―裁判官任官拒否・修習生罷免から50年― 出版記念集会 2021.4.24

記事公開日:2021.4.25取材地: テキスト動画
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(取材、文・浜本信貴)

 2021年4月24日(土)、午後1時30分より、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷(私学会館)にて、「司法はこれでいいのか ―裁判官任官拒否・修習生罷免から50年― 出版記念集会―」が開催された。「司法はこれでいいのか 23期弁護士ネットワーク」が主催、「青年法律家協会弁護士学者合同部会」の共催。

 集会は2部構成となっており、約3時間半にも及ぶ、熱気に溢れたものとなった。

 第1部では、「司法の現状把握と希望への道筋」と題して、明治大学政治経済学部教授の西川伸一氏、早稲田大学法学学術院教授の岡田正則氏、弁護士の伊藤真氏がパネルディスカッションを行った。

 第2部は、「具体的事件を通じて司法の希望を語る」と題し、5人の弁護士が、「東海第二原発運転差止訴訟」や「東京大空襲訴訟」など、自らが弁護団の一員として携わった訴訟について語ったのち、フリーディスカッションを行った。

 集会では、様々なキーワードが語られたが、「法曹一元化」もそのひとつだった。これは、「弁護士経験者から裁判官・検察官を任用する制度、または法曹経験者から裁判官・検察官を任用する制度」のことを言うが、閉会の挨拶の中で、弁護士の梓澤和幸氏は、この言葉をさらに厳密に定義して、次のように語った。

 「弁護士をやって、苦労して、血と涙を流した人だけが、同僚の中で尊敬される。その人が『裁判官』になる。それを『法曹一元化』と呼ぶ」

 集会の一部始終は、全編動画を御覧いただきたい。

■全編動画

  • 日時 2021年4月24日(土)13:30~17:00
  • 場所 アルカディア市ヶ谷(私学会館)6階 霧島(東京都千代田区)
  • 主催 司法はこれでいいのか 23期弁護士ネットワーク(詳細)
  • 共催 青年法律家協会弁護士学者合同部会、協賛 日本民主法律家協会

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