生活の党・小沢一郎代表は9月29日(月)、前回6月16日以来、約3ヶ月ぶりの定例会見を行った。11月16日に投開票を迎える沖縄県知事選や消費税増税について、見解を示した。
(IWJ・石川優)
生活の党・小沢一郎代表は9月29日(月)、前回6月16日以来、約3ヶ月ぶりの定例会見を行った。11月16日に投開票を迎える沖縄県知事選や消費税増税について、見解を示した。
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■ハイライト
現職の沖縄県知事・仲井真弘多氏、現那覇市長の翁長雄志氏、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏、元民主党参議院議員の喜納昌吉氏らが立候補の意向を示している沖縄県知事選挙。沖縄県議会の野党5党(社民・共産・生活・社会大衆・県民ネット)は、翁長氏を統一候補とすることを決めていたが、普天間基地の辺野古移設に反対を訴える翁長氏と同じ主張をする喜納氏が出馬表明したことで、辺野古移設反対派の候補の票が割れる恐れがある。
この日の会見で小沢一郎代表は、「県民の支持を集めやすい、より多く集めるだろうという候補者を応援することになる。今の状況では、現地で翁長氏を応援しようということになっているので、正式に話をいただければ、党としても、判断することになるだろうと思う」と考えを話し、喜納氏ではなく、翁長氏を支持・応援していく方向性を示した。
福島県知事選については、生活の党は脱原発の路線であることから、有力候補といわれている内堀雅雄氏・熊坂義裕氏の両候補の考え方を聞いてから判断したいと言及。熊坂氏は脱原発路線を主張しているが、内堀氏はいまだ、はっきりとした考え方を主張していないことから、(内堀氏の意見を)聞いてから判断する考えとの見解を示した。
安倍総理はこの臨時国会開会中にも、消費税増税の10%への引き上げ判断をすると言われている。
小沢代表はこの10%への引き上げについて、特に、「個人消費にマイナスの影響」を与えることから、反対の考えだとの見解を示した。
この日、臨時国会が開会し、安倍総理は所信表明演説で地方創生や女性の活躍促進などを主張したが、小沢代表は「地方創生だとか、女性の参画だとかいろいろ、言葉では踊ってますが、単なる念仏お経だけでもいけない」とコメント。「現状の補助金を名前を変えたからと言って意味はない」などと批判した。
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