2014年9月16日(火)14時から、原子力規制庁で、片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。18日で退任する島崎邦彦委員、大島賢三委員、19日に就任する田中知委員、石渡明委員の記者会見の予定がアナウンスされた。
2014年9月16日(火)14時から、原子力規制庁で、片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。18日で退任する島崎邦彦委員、大島賢三委員、19日に就任する田中知委員、石渡明委員の記者会見の予定がアナウンスされた。
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9月18日の島﨑邦彦委員、大島賢三委員の任期終了による退任と、9月19日から田中知氏と石渡明氏が新委員として就任することに伴い、臨時の委員会と会見が予定されている。開始時刻の詳細は追って広報するとされた。
翌17日予定の委員会会合の議題の一つとして、東京電力福島第一原発の凍土壁に関する実施計画変更の認可が議論される。今回は”建屋山側部分における、地下埋設物の貫通施工工事”の変更認可が対象となっている。
「遮水壁全体でなく、部分部分で変更申請、認可するのはなぜか」と記者が質問。片山審議官は「一括してくくれば(一括で認可)出来ると思うが、東電が分割して出してきていることに尽きる」と答えた。
今回の変更申請は建屋を囲む凍土遮水壁の”山側(西側)”についてで、懸念されている”海側(東側)”は含まれていない。海側は、2号機海水配管トレンチの凍結止水が上手くできないことには進展出来ないでいる。配管トレンチの凍結については9月上旬から中旬にかけて検討会を開く予定だったが、中旬に差しかかっている現在、まだ決まっていない。