民主党は7月31日(木)、両院議員懇談会を開催し、その後、臨時役員会を開催した。
懇親会は冒頭の代表挨拶まで報道陣に公開され、臨時役員会終了後、荒井聰役員室長による懇親会ブリーフィング、引き続き海江田万里代表による臨時記者会見が開かれた。
懇親会の冒頭、海江田代表は、昨年2013年7月に敗北した参議院選挙からの一年を総括した。これからは、来年春の統一地方選挙に向けて、地域の都道府県連、地方議会議員、国会議員前職等の声に耳を傾け、これから何をなすべきか考えていきたい、と述べた。
最近の政局に関しては、安倍政権への国民の不満、怒りが増してきているとし、一年前とは大きく違い、「変化の胎動が見えてきている」との見方を示した。
ただし現在、民主党が最大のピンチに立たされていることは変わりがなく、それをどうチャンスに変えていくのか、意見を聞きたいと、懇談会の目的を語った。
海江田氏「引き続き代表の責務を」
懇親会のブリーフィングとして、荒井室長は、「100点満点ではなかったと思うが、引き続き代表の責務を担っていきたい」という海江田代表の言葉を伝えた。
しかし、党としては、代表選挙を前倒しにせよという議員たちの意見と、代表選前倒しにより党がバラバラとなることを回避すべきとの意見に分かれたと報告。その中で岡田克也最高顧問は、「個人的には代表選挙は前倒しすべきと思う」と語ったものの、党のルール上、代表自ら辞任しなければ代表選挙を行うことは不可能であり、「代表の意思を尊重すべき」と述べたと報告した。
「変化の胎動が見えてきている」 民主党が中心となって統一会派を
その後の臨時記者会見で、海江田代表は、改めて懇談会で述べた考えを報道陣に説明した。
野党協力についての考えの中で、海江田代表は野党間の選挙協力が必要不可欠になっているとの見方を示し、来春の統一地方選挙に向けて、民主党が中心となって統一会派を作って行きたいと強い意欲をみせた。
統一会派を組む具体的な相手を記者に問われると、共産党は独自路線なので無理だが、他の野党でも自民党と対峙する姿勢がないところとは組むつもりはない。それ以外ならば幅広く連携していきたい、と述べた。また、地方での統一会派がストレートに一つの党につながるというわけではないとし、早急な野党再編の動きを否定した。
生活の党の小沢一郎代表との会談の予定とその中身について問われると、日程は未定だと述べ、中身は政治情勢の認識の交換となるだろうと、具体的な内容についての言及を避けた。
「民主党はこれからもひとつにまとまっていく」
今の民主党は「野党」ではなく「与党の残骸」。国民を裏切って消費増税した前科を謝罪し、消費税率5%に戻す法案を出さない限り、民主党が野党を名乗る資格は永久に得られない。
「民主党が中心となって」←コノせっこい拘りが連帯の足を引っ張るとまだ分からんのやろか